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2019年7月12日 (金)

四回目の輸血


梅雨は苦手だ。


汗が蒸発しないまま皮膚にへばりついて、尚一層身体が蒸し暑くなる。


母の診断確定から1ヶ月が経った。
貧血予防の輸血を続けているが、これまでと何ら変わっていない。



私は今も、今でも、この決断で良かったのか迷っている。



多発性骨髄腫には幾つかタイプがあるようだが、どんなタイプであろうと治療方法は同じ。

使用する薬剤も同じだし、その後の移植も同じ。
更に言えば、治癒する事はなく再発しては抗がん剤治療の繰り返し……

結局、骨破壊が進行し死に至る。
ハー・・・(;´Д`)



骨破壊の無い白血病と異なり、多発性骨髄腫には『年齢制限』がある。

治療推奨は65歳までで、それより高齢の場合、治療対象から外れている。
無論、本人や家族が承知で治療を望むなら別だが、高齢の場合、逆に抗がん剤の副作用で悪化したり、認容性で苦しむ事になると……


つまり、抗がん剤治療は若い人が対象となる。

最初に異常を発見した病院も、母が膝の人工関節の手術をした病院も、そして医大の医師も同じ意見だった。


治療の苦しみは耐え難く、むしろ自然な成り行きにまかせた方が良いと……。

元々骨は弱く、脊柱管狭窄症の手術もしているので、病院通いが絶えなかったが、若い人でも、男女とも発症する病気である事から、必ずしも骨が弱いから発病する訳でもなさそうだし……。



役場から介護認定で、家の中で使う車椅子とおまるがレンタル出来た。
買おうと思っていたので、これは助かった。


それから日中、居間で過ごせるように、リクライニングのソファーベッドを購入。
テレビを見ながら家族と相撲を観たり、食事をしたり。



いつ自力で食べられなくなるか分からないが、その日まで、母と一緒に過ごす。

それが、私の生きている意味なのだから……。




2019年6月 5日 (水)

確定診断持ち越し


暑さも一段落した四日、母が
総合病院を退院。
血液を専門とする別の病院で診てもらう為、紹介状を書いてもらった。

岩手県内で血液腫瘍を診る事が出来て、抗がん剤治療が可能で、無菌室のある病院は3つ。


最も強く薦められたのは、赤十字病院だった。
総合病院から比較的近いと言う事と、
岩手医大が9月に場所を市内から大きく大移動すると、
通院がやたら遠くなるからだ。

しかし、どんな診断で、どんな治療になるかは分からないが、
造血幹細胞移植が出来るのは、東北では、岩手医大と宮城の東北大学しかなく、あとは東京になるらしい。

母は高齢なので、移植の前治療そのものが難しい。

しかも再発のリスクはさほど変わらないと言う。


それならば、医大か、中央になる。赤十字はやはり遠いのだ。

多発性骨髄腫は未だに完治が望めないという難治腫瘍で、しかも寛解しても多くが再発する。

治療薬の進歩は、この3年余りで劇的変化を遂げたが、高齢者に多い事もあり、強い薬は使いにくい。

年齢を考慮すると、経験豊富な専門医の判断にゆだねるしかないのかも……。
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2019年5月28日 (火)

輸血

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入院6日目。

混合部屋から整形外科の病室に移った。

これまではナースステーションから遠い部屋だったが、今回は歩行困難と言う事で近くになった。


先週金曜日に続き、今日、2回目の輸血。
赤血球成分輸血だと言う。


血液検査でも貧血の原因はまだハッキリ分からない。
しかし多発性骨髄腫疑いあり、と。


前回は、骨髄機能の低下が疑われるとして、白血病かもしれないと言われたが、血液でも尿でもそれらしい兆候がなく、結果、確定診断には骨髄液の採取となりそう。

骨盤の恥骨骨折は確定で、これは入院のおかげで起きたり歩いたりが無くなり、痛み止め薬も効いて、尻から足に掛けての痛みは無いと言う。


それだけでも、今は入院した価値はあったと思う。


それにしても確定診断までに時間が掛かるのが不安。
今の病院には血液内科が無いので、ただ骨折を見抜いた医者の技量と判断を待ちたいと思う。
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