崩落…国内の水着メーカーの怠慢
いつから日本の大企業は「次」を目指すことを忘れてしまったのか…。
全てが「奢り」以外の何物でもない。選手はただ最高のコンディションで試合に挑みたいだけなのだ。それなのに、企業の理屈がそれを拒む。何故、選手が苦悩しなければならないのか…。スポンサーという利権と傲慢。それが、結果的に不幸を生むことを、本来なら知っているはずなのに。
私のような素人が聞いても、どう考えても、日本メーカーの水着は英国スピード社の水着より遥かに駄作だ。
何故日本メーカー三社は、理由なき優秀さを語っていたのか?
これは殆ど医療ミスに等しい。
競泳選手の足に、水着が重りとなって、失速するのが、誰の目にも明らかなのに、面子だけで、ミズノ、デサント、アシックスの3社は聞く耳を持たなかった。何という会社本位の立場だろう。結局、選手は彼らにとっては単なる、広告塔でしかなった。個々の勝負など本来どうでもよかったのかもしれない。
この閉塞された状況は、他の分野にも広がっている。
既に、衛星放送機器の分野では、日本は孤立。ヨーロッパ規格がアジアを席巻してしまった。
水素自動車にしても、ヨーロッパでは公共機関で実用が始まっている。
ヨーロッパの企業は国も、良い物は良いと判断する傾向がある。誰の為の技術なのかを日本は完全に忘れてしまった。後追いで似たような物を作っても、結局既存技術の改良だけでは、世界を相手に出来ない。
今回のミズノ、デサント、アシックスの水着は完全に敗北した。使う選手が嫌がるようでは、今後はアマチュア用に徹したらどうだろう…。
今回の日本水泳連盟会長の英断に敬意を表する。
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