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2008年7月 2日 (水)

中国製品の明暗

中国製の輸入食品が大問題になっている昨今、その影響は様々な分野に及んでいるが、

とにかく日本人の目は、包装紙の原産国表示を気にするようにまでなった。


何かが起こってからでは遅いのだから、用心するに越した事はない。



ところが海外衛星放送の分野では、中国の製品が圧倒している。

この分野では、日本は、100年もの差がついてしまった。


その製品開発のスピードは、途方もなく速く、しかも高性能且つ低価格だ。


海外衛星放送は物凄く進歩が早く、昨年買ったデジタルチューナーが、今は全く使い物にならない、

と言うケースが激増している。

それは日本の地上デジタルへの切替より、はるかに早い。



これまでは、国内の専門shopで、高額な物しかなく、止む無く、それらを購入していた。


しかし海外衛星放送は、より高画質、高圧縮、高速レート化が急速に進み、

昨年以降、DVBからDVB-S、DVB-S2と進み、


圧縮率も、MPEG-2からMPEG-4へ。

更に、4:2:2モード、H,264、などが日増しに増続けている。


この劇的変化に対応しているのが、衛星放送大国、中国だ。

この分野では韓国も頑張っていたが、中国製の価格の安さに、諦めた感がある。


中国は現在、アジアの赤道上におよそ10基(香港所有も含む)の衛星を稼動させ、

広く中東・東ヨーロッパ・ロシアから、アジア・オセアヒア・オーストラリア・ハワイまで、

ほぼ全域で、中国の番組を見ることが出来る。


しかも中国国内のローカルTVも受信できるのだから、日本の放送制度は、

もはや文明開化の頃にまで、遅れてしまった。


日本企業と日本のテレビは、もうすぐ、そのとんでもない技術の差に

驚愕するだろう。



この分野では、圧倒的に、中国が独占してしまった。

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