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2008年11月の記事

2008年11月29日 (土)

多言語、多宗教、多民族国家のインドが抱える苦難

インド西部の商都ムンバイで26日夜(日本時間27日未明)、高級ホテルや病院、鉄道駅など計10か所前後がほぼ同時に、銃撃や爆弾によるテロ攻撃を受け、ロイター通信によると、27日午前までに計101人が死亡、280人以上が負傷した゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 。<読売国際ニュースより>


日本のニュースで流れる映像の殆どは、当初、フランスの通信社AFPの映像が使われていた。

その後、続々、日本のテレビ局も現地からの映像を流し始めた。

では一体、インドの放送は、何を伝えたのか…と思い立ち、遅ればせながら、インド国内の衛星放送の受信を試みた。

実はインドの国営DDTV(DOORDARSHAN TV)は日本では受信する事が出来ない。

インド国内から発信されている放送の殆どが、日本では受信が非常に困難である。


唯一、日本で受信出来るのは、INSAT-2Eと言う衛星だが、この電波は、東京周辺を全くカバーしていないので、関東では殆ど受信出来ない。

国内では、九州、中国、北陸、東北、北海道のみで、それ以外の地域はカバー範囲から外れているという、極めて変則的なビームとなっている。

この衛星からは、唯一、インド国営DD Nationalが出ているが、現在は停波しているようだ。


DDN
TV9



スキャン画像は以下の通り。


MEGA TV1


事件が集中したムンバイの民間放送局、TV9(ch274,275)とMUMBAI(ch276)は、ずっとテストパターンとTV9のロゴだけが映り、しかも電波がかなり弱くなっていて、デジタル波を復調出来ない。


その中から、MEGA TVを見てみた。



MEGA TV2


ニュース番組のタイトルですが、読めません(-_-;)

ちなみに、このチャンネルは、タミール語で放送されています。


MEGA TV3


非常に紳士的雰囲気で、姿勢も良いですね( ̄▽ ̄)=

MEGA TV4


どうやら、以前のテロによる地方都市の被害の様子のようです。


MEGA TV5


地方では大体、宗教対立によるテロが多いと聞きます。

やはり少数派は迫害や肩身の狭い思いをしているのでしょう。



ちなみにインドではヒンディー語が公用言語ですが、英語を始めとして、バングラ語、パンジャブ語、グジャラティ語、カンナダ語、オリヤ語、カシミール語、マラヤム語、テルグ語、タミール語など、憲法公認語は17もあります。テレビのチャンネルも、それぞれの言語で放送されています。


日本は基本的に、宗教に関しては、あまり感心がないようですが、やはり底辺には、神道や仏教があるからなのかもしれません。

そして新しい宗教を嫌う傾向にもあるようですが、クリスマスとお盆や正月を一色単にしてしまうのも、日本人の凄さかもしれませんね。



偉いなぁ、日本人ぱ・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

2008年11月26日 (水)

毎回同じ時間

081021_1544~01.jpg
いつも同じ時間の予約なのに、知っている顔が消えてゆく。

多分、他の個人クリニックに転院するか、或は、曜日を変えるのか、それとも処方箋だけの担当医に変えるのか…、いずれにせよ、ここに訪れる患者のほとんどが好転しているのは事実だ。

私はここに通い始めて、 もう何年になるだろう…
未だ、開放されない。
身体表現性障害は、それほど難しいのだろうか?



そういえば、心療内科の場所が、いつの間にか変わっていた。

お世話になった事は無いが、何故か、ここの待合椅子は、いつも空いている。

2008年11月25日 (火)

妙な不安感

数日前から、夕方になると、ザワザワとした不安感が起こって来た。

レキソタンの減薬による、禁断症状…か?

昨日の夕方にも、疎外感に襲われた。

僅か、1錠の減薬だが…実は50mg錠で、通常の2~3錠分に当たる。


以前にも、約2週間で減薬に失敗し、禁断症状が出た経験があるので

今回も、と疑った。

仕方なく、夕食時後に、余っていたレキソタンを飲む。

ついでに、エストロゲンを1錠(0.625mg錠)。


するとどうだろう。

最近、ずっと中途覚醒ばかりだった睡眠が、

夕べは朝までぐっすりだった。


脳の疲労か?

私の場合、昔っから、考え過ぎたり、難しい事を考えると、

頭の後ろの右側が、締め付けられるように痛み出す。

脳を休めるか……


そう考えた私は、今日早速行動を起こした

まず、脳にとって唯一の栄養素である、糖分の補充と炭酸の補充。

通常のコカ・コーラを買う。

更に、大好きなアイスクリームとアーモンドチョコレート

おまけに、チョコパイ


身体の中で脳が占める割合は8%。しかし栄養は全体の17%を

必要とする。

その為、脳の栄養が不足すると、身体の末端への養分を減らし

体内に蓄積されたブドウ糖を、脳に集中させると言うのだ。


この為、頭のリフレッシュには、チョコレートや飴が良いとされている。

効果的なのは、砂糖たっぷりのホットミルクティー、だと何かの本に書いていた。


これを思い出し、チョコを体内に補充した。

甘い物は別腹とは、よく言ったものだ


これが功を奏したのか、今は、不安感が出て来ない。


但し、脳は糖分を蓄えて置くことが出来ないので、

摂り過ぎに注意して、砂糖を取る事にしよう。


甘党の人は、ボケない、と言う噂もあるし…

ほんまかいな



今宵は、アイスノンで、後頭部を冷やしながら、寝ることにしょう。

明日は診察日なんだ。



2008年11月23日 (日)

起きられない

またやってしまった。

去年の二の舞。
ちょっと体調が良いからって、頑張り過ぎた。

昨日から全く身体を起こせない。
背中が硬くなり、腰の激痛、更に足の痺れ。
まとめてやって来た。去年と同じように。


なんで、こんなに頑張ったんだろう.....
馬鹿だよ、オレは。
あかんなぁ。

あかんよ。
ぶざま過ぎるね。

2008年11月21日 (金)

民放系全滅

昨夜から降り続いた雪は、昼前、やっとおさまったが、

毎度のごとく、テレビの映りが・・・って言うか、殆ど見えない。

民放四局は全滅

白黒どころか、何が映っているのさえ分からない程。


今回のような湿った雪は、本当に太刀が悪い。

電波は、氷の結晶に当たると、電界強度がかなり減退するので、元々難視聴地域のここでは、電波の悪さがもろに出る。

それでも、もう慣れているのか、誰も文句を言わない。

これが大都市なら、全国トップニュースだろうねぇ。


何故か、地元の人は、その程度ことは、気にしない。


だから、地方の人が本気で怒ったら、それはただ事ではなく、深刻だと言う事。


今は、めんこいテレビが、殆ど映らないよーー!!

IBCも、色がまばらで、ノイズだらけ。


送信アンテナの雪が解けないうちは、こりゃダメだ



2008年11月20日 (木)

移動映画館がやって来た!

昨夜、公民館で、映画『MAYU─ココロの星─』を観た。


随分前の映画らしいが、平山あやちゃんを観たくて…

と言う、やや不純な気持ちで。

県内各地を廻った上映会の締めくくりが、昨日だった。

映画館形式で、映画を観るのは、何年ぶりだろう…

股関節を痛めてから、座っているのが難しくなった。

特に、長い時間になると、左足が痺れて来るし、お尻も痛くなり、映画に集中出来なくなる。

そんなもんだから、弾力のある椅子は苦手になった。


公民館のホールは808席。

照明設備は、新しく機材を入れ替え、音質も強化された。

しかし座席は以前のままなので、やっぱり硬いし、私の足では膝がつかえて、これもまた映画に集中出来ない理由の一つ。

それを覚悟で観たのだった。



MAYU1


MAYU2


MAYU3


MAYU4





実は、この映画の監督は、吉川ひなの主演の『デボラがライバル』を撮った監督さんの、松浦雅子さん。

超ハチャメチャ・コメディーで、ひなのちゃんのアップが色んな表情がわんさか出て来る、とっても楽しい映画だ。

で、あやちゃんの表情を掴まえるのがやっぱりうまい。

カット割もこまめだし、私が今はこの構図だろ…と思うと、小気味よくそんな様に切り替わる。

観ていて安心出来る描写が続く。


 MAYUはこの映画の中で、自分の気持ちを正直に言う。

家族にも、友人にも、医師にも…

それは例え治っても、再発の恐れがある以上、あとから後悔したくないと言う気持ちからなんだと思うが、私にはさすがに恥ずかしかったり、反論が怖かったりで、口に出して言えない事がたくさんある。


それに、MAYUが病気と闘えたのは、目に見える愛に支えられたからだと思った。

やっぱり人は、一人では何も出来ないのかもしれない。

誰かに支えられ、仲間がいて、家族の愛があって、そして恋人の愛があって、初めて困難な病気に立ち向かえるのだと、感じた。


しかしこの映画の主人公MAYUは、めちゃめちゃ頑張り屋さん。

何があっても常に前向きで、へこたれない。


この強さがあれば、と私は思った。

こんなにたくさんの愛に囲まれていたら、苦難も乗りこえられるかもしれない、と思った。



それにしても、平山あやちゃんは、可愛い。

そして私は、お尻が痛い

足が痺れるので、シップだらけでございまする。


帰り際、ポスターが欲しい、と言うと、このポスターを、


MAYU6

頂いたのでしたがっ!

それじゃ…なんて気軽に言いながら、

ギョエ!!


MAYU5

こ、こんなにいっぱい、と言うか、余っていた物も含め、合計16


おいおいどうすんだ、こんなに貰って。



──そんなこんなで、なかなか眠れず、気づくと、今朝はド寒い!

雪が降って、昼になっても溶けずに、おお雪景色…なんつって



2008年11月18日 (火)

一応、輸入車ゞゞ

  ご登場が遅れましたが、

私が、アメリカからやって参りました、元気で、やや派手っぽい車、

通称、D32Aと申します。


my car


  どうぞ、よろしくm(_ _)m


見ての通り、左ハンドルでして、

『その他の障害者』マークも、ペッタンコしております。


  さて、これだけで、車名が分かる方は、

かなりの車マニアだと思います。


へへへ・・・・・・。


当然、既に生産中止で、

後ろのテールは、ユーロテールに変更(純正ではございません)し、

更に、ウィングもオプションエアロと交換しておりますので、

街中で、なかなかお目にかかれないと思います。


  意外と、貴重品と言うか、骨董品?でございます(^_^;)



グッドイヤー




タイヤは先月の車検時に、新品を買いました。

一応、グッドイヤーですが、made in Japanでございます (^^;)


  しかし天気予報では、

明日は雪…

らしいので、再びタイヤ交換の時が、近づいてます(苦笑))



2008年11月17日 (月)

見栄なら

妊娠中の喫煙が胎児の心肺機能低下させると発表
 喫煙は、喫煙者自身の肺がんや心筋梗塞のリスクを高めるだけでなく、副流煙により、周りの人の健康にも害..........≪続きを読む≫


多くの人が、一度くらいは吸った事があるだろうタバコ。




私も高校生の時、好奇心と見栄から

喫煙を始めた。

しかし一年も経過すると、

何故だろう・・・タバコを吸えなくなった。

身体が、煙を拒否し始めた。


その後も、たまに吸おうとすると、

苦くて、吐き気が起こった。


これをきっかけに、一年半で禁煙し、

以後、一度も吸った事は無い。


だから、とにかく煙の臭いには敏感で、

服や髪に付いた臭いにも、むせるようになる。


私の身体には、タバコは合わないし、

吸おうという気にもならなくなった。





それにしても、好きな女性タレントとか、女優とか、

テレビや映画でタバコを吸うシーンがあると、

とてつもなくガッカリする。


特に、肺にまで送り込むシーンがあると、

『ああ・・・常習かぁ』

と、幻滅してしまう。


せめて、公の場では吸って欲しくないと思ってしまう。


イライラするなら、貧乏揺すりをすればいい。

何かに行き詰まったら、気分転換に、献血でもして、

牛乳をガブリと飲もう!



そう言っても、無理なことは無理だよな~~



せめて、妊娠中は、止められるといいんだけどね。


子供も、きっとそう言う母親の姿を見て、育つんだよね。

健康なんて、全然考えず。




連鎖は、こうして続くのでしょう。

2008年11月16日 (日)

抗精神薬服用と妊娠の関係

私は医者ではありません。


しかし大学では、一応、生殖に関して学んで来て、

男性と女性の生殖メカニズムを把握しているつもりなんです(牛限定ですけど牛)。

まぁ、基本は同じなので…受精


人工授精師としては、やっぱり薬の影響がとても気になる訳です。



そこでまず排卵のメカニズムと、精子の一生を理解しておく必要があります。


卵子の元となる原始卵胞の数は、生まれた瞬間に決まっています。

そして原始卵胞はエストロゲンの影響を受けるまで、休眠。

いわば順番を待っています。

順番は不確定で、左右どちらの卵胞が発達するのか分かりません。


エストロゲンの影響受けた原始卵胞は、細胞分裂を始めます。

この時初めて、母親の遺伝子が転写されます。


これが卵子へのスタートとなります。

原始卵胞は分裂を繰り返し、成長を続け、成熟卵胞へと変化してゆく。



実は、この原始卵胞の分裂開始の時に、薬を飲んでいるか、

或いは、喫煙しているか、飲酒をしているか、体調を崩しているか…等、

様々な影響を受けてしまいます。

特に長期滞在型と呼ばれる精神薬では、注意が必要です。



兄弟なのに、一人は障害を持って生まれ、もう一人は健康だという話を聞きますが、

この原始卵胞の最初の分裂の時の母親の体調が大きく左右するのです。


従って、次の排卵まで待とう、と言う考えは、間違っています。

たとえ薬の服用を中止しても、むしろ順番を待つ卵胞の、どの卵胞に

影響を与えているか分かりません。

ひょっとしたら、細胞分裂を開始した全ての卵胞に影響が及ぶかもしれないのです。



原始卵胞が細胞分裂を最初に開始するのは、排卵の376日前と言われています。

この間、約13回の月経があるので、

服薬を中止した後、約13回以降の月経を待つと言う事になります。


普通、成熟した卵子が排卵されるのは、ひとつだけ。

その後も、周期的に排卵が起こります。


つまり薬を飲んでいた頃に目覚めた卵胞が、卵子として排卵されるのに、

およそ1年掛かるわけです。


この期間の卵子の遺伝子は、もしかしたら薬の影響を受け、

遺伝子が傷つけられ、先天的な異常を持っているかもしれません。

勿論、持っていないかもしれません。


でも少なくとも、危険が高いという事は、知っておくべではないでしょうか。

従って、たとえ市販薬でも、漫然と長期に服用すべきではない

と言う結論が導き出されます。






精子はどうでしょう。


精子は精巣で産生されます。

周期は3日です。つまり精子は3日間で受精能力のある精子へと成長するのです。

成熟した精子は精嚢という場所に蓄積され、射精の時を待ちます。


しかし射精されないままの精子は、当然受精能力も落ちてくるので、

約70日でアクロミン、ヒアルロニダーゼと言うタンパク質と水に分解され、

体内に吸収されます。


つまり絶えず、新しい精子と古い精子が混在し、生産と分解が同時に

繰り返されています。

例えば、射精が続くと、当然精子の数も少なくなり、古い精子は体外へ射精され、

新しい精子が送り込まれるという事になります。


従って、精子が溢れるという事も起こりませんし、活きの無い精子ばかりになる

と言う事もありません。



精子の場合、約70日間で体内に吸収され、栄養となったり、尿として排出されるので

薬物を蓄積した精子がそのまま留まるという事は、起こらない仕組みになっています。


もし起こっても、卵子と比べれば、かなりリスクは低いと言えるでしょう。



このような基本的知識を持っている人は、意外に少なく、

精神科でも説明をしてくれません。

その為、不必要な不安を抱かせてしまう傾向にあります。

特に、精神科の薬を飲んでいる人に限らず、不妊や性への不安を持っている人に対しては、もう少し積極的に、身体の機序を周知させる事が望まれます。


精神科と産科婦人科を同時に診る医師なら、

尋ねれば教えてくれるでしょうが、

残念ながら、正しく教えられているのかは不明です。



ちなみに、原始卵胞の直径は0.03mm。

遺伝子が転写される時の直径は約0.1mmです。

ここから卵胞の長い旅が始まります。



そうそう。

家畜の世界では、凍結精子を使った人工受精が盛んに行われています。

私も、その分野で勉強して来ました。

免許も取りました(牛とブタですけど…)。


しかし精子は凍結保存に対して、影響を受けないのに、

卵子の凍結保存は不可能です。


逆に言えば、精子は案外しぶとく、卵子は繊細で壊れやすい

と言えます。

従って、強酸性の膣内でも生きていられると言う訳です。



だからこそ、女性の方は、自分を労って欲しいと思います。

そして自分の事を好きになって、自分自身を愛して下さい。



卵子は、愛される事を待っているのですよ・・・・・。


ベルナのしっぽ

本を読まない私は、

今回も原作を知らないし、大まかなあらすじさえ知らず、

不純(?)ながら、白石美帆が主演だという事で借りて見る事にしたのです。


それと同時に、最近、私は泣かなくなっている。


最近の映画というと、『涙そうそう』とか『恋空』とか『クローズドノート』とか…

なんでも、ケータイ小説とか、新人の小説が原作だそうだが、

私には泣けなかった。

(沢尻エリカは確かに可愛い)


しか~し、よくもまぁ、こんなに簡単に主人公を死なすよなぁ・・・。こんなに不治の病が若者に蔓延したら、そりぁ世の中大騒ぎで、元気に働いていた男が、雨に打たれたくらいで肺炎で死ぬかぁ?…いくら小説だからって、短絡的だよな

と、愚痴ばかり出る。

これなら、3度も意識不明になった事のある私などは、とっくに死んでるぜ。

しかも今も、「AFP」 を飲んでいる。



こういう傾向は、若い人にとっては感動する小説であり、映画なんでしょうけど、

なんか画一的で、安易で、死を軽んじているのでは、と危惧してしまう。

宣伝に乗せられてるのかな。





※これから記す感想は、一つのコラムであり、

 その原点は、中学生の時に観た、ディズニー映画『シンデレラ』(アニメ)が根底にあります。



ベルナと言う盲導犬と、二人とも盲目である夫婦と、やがて誕生する子供の、計三人と一匹の、尊厳の物語です。


ベルナのしっぽ1

ベルナのしっぽ2

ベルナのしっぽ3

ベルナのしっぽ4


この映画で、実はとても驚いた場面がいくつもあります。

それは極くありふれた普通の場面でした。

と、言うより、誰でもたぶん毎日の暮らしの中で

必ず過ごす時間であり、場面です。


目が見えない、と言う事は、当然鏡に映る自分の姿が分かりません。

だから、寝起きのままだと、髪はボサボサ…

出掛ける時でも、上手く髪を整えられたのか分からないし、

メイクも不自由だし、服装もきちんとしているか分かりません。


この映画では、それが当たり前の様に描かれています。


出掛ける時も、髪は乱れているし、髪は自分で切るらしく

長さがちぐはぐ。

それはとても滑稽で、見窄らしくさえ見えてしまいます。

でも彼女には、それが見えません。


夫も盲目なので、分かりません。


でもこの夫婦にとっては、それが当たり前だし、

まして、二人だけで暮らしていて、

誰にも頼ろうとしません。


たぶん、盲導犬がいなければ、彼女も夫も

限られた範囲にしか出歩く事が出来ず、

閉じこもってしまうでしょう。


だけどこの夫婦は、二人だけで暮らす事を選び、

調理や洗濯、掃除、買い物など、こなす為に血の滲むような努力をして来たに違いありません。

だから二人にとって、いつもの服を来て、いつものように見えない電灯を点し、

いつものように食事をして、いつものように眠る事が、幸せなんだと思います。




でもどうしても赤ちゃんが欲しい彼女は、妊娠・出産を決意します。

ベルナにとって新しいご主人様が増えました。

ベルナは盲導犬として教えられた事を忠実にこなします。

何があっても決して吠えない。

決して咬みつかない。

彼女の目の代わりとなって、赤ちゃんを見守り続ける。



やがて試練の時が訪れます。


盲導犬がまだ世間に認知されていない頃の話なので、

子供を保育園に預けようと、彼女はベルナを連れてやって来ますが、

ことごとく入園を拒否されます。

彼女には、ベルナがいなければ、保育園への送り迎えが出来ません。


一度は諦めようとします。


しかし、誰の為でも無い、子供の為に

彼女の偏見への戦いが始まるのです…………


…………………………




生きる事は誰の為でもない、自分の為、家族の為、子供の為、愛する人の為。

ベルナの盲導犬としての尊厳を守る事が、

如いては、人間としての誇りや尊厳を守る事になる……、


そんな様に、私には思えました。




久しぶりに泣いてしまった私は、

当然ながら、そのあと、かなり凹んだ。


心が揺さぶられると、さすがに乱れが出て、結構卑屈さが出る。

甘えてるよなぁ…、と

ボソッと呟いたのでした。





2008年11月14日 (金)

Superbird-C 予備衛星となる

日本の通信・放送衛星 Superbird-C号機は、2008年11月11日、最新衛星 Superbird-C2と交替。

Superbird-Cはこれまでの静止軌道である、東経144.00゜Eから東経144.02゜Eへ移動し、替わってSuperbird-C2が東経143.90゜Eから放送を開始した事が判明した。


Superbird-Cは1997年7月28日、アメリカのAtlasロケットで、ケープカナベラル宇宙センターから打ち上げられ、11年の間、民間用の通信衛星として活躍して来た。

Superbird-C2は2008年8月14日、フランス領ギアナ・スペースセンターから世界最大の打ち上げ用ロケットAriane-5型で打ち上げられ、無事軌道投入に成功し、これまで軌道試験を重ねて来た。


現在、この衛星からは、デジタル音楽放送のSound Planet、J-HITSの他、台湾のHOP TV Network、フィリピンとタイの番組をネット配信するAccess TVが常時利用している。

全て日本向けのサービスである。



今日現在、このような通信・放送・インターネット・災害・自治体利用の日本の衛星は、全部で12機。

他に予備衛星が、4個。

これらはBSを除いて、全て民間が打ち上げたロケットである。

BSは、災害時には何の役にも立たない訳だ。


山間地との衛星電話も全て民間頼りとなっている。

オリンピックの中継でもやはり民間の衛星を借りて中継する。

大リーグ中継は海底ケーブルだけど…



民間衛星を決して侮れない。

これらが常に私達の生活を支えてくれている。


2008年11月13日 (木)

テレビ、壊れる

夕方。


ニュースが始まる頃、突然、テレビが爆発した。


と言うか、ブラウン管ではなく、ブラウン管の中で

ボーンと吹っ飛んだ音がして、ブチッと画面が消えた。

そして、中から、ガツンガツンと音がしている。


主電源を切って、再度電源を入れたが、

やっぱりガツンガツンと音がするばかりで

映らない。


ガッカリ…


来たるべき、横長地デジにも、そのまま使って、

それで人生を終えようと思っていたのに、

とんだ出費になってしまった。


しか~し、当然新品なんぞを買う予定は全く無いぞ。

中古で十分!

4:3のままで、人生を締めくくるのだ。

昭和生まれがジタバタしてどうする。



でがぁ!

貧乏人のひがみである。


お薬手帳

毎回、受診日は緊張する。


昨日、病院に着いたのは、予約時間の5分前で、すぐに呼ばれた。

こんな事は滅多にないのだが、すでに他の患者はいなかった。

これも珍しい。


昼を過ぎると、午後の患者がちらほら来るのだが、

そんな気配もない。

とにかく閑散としていた。



診察で、私は減薬してからの2週間を話した。

そして更に減薬をお願いした。

勿論、あくまでも自己判断なのだが、ひょっとしたら…

という思いがあって、先生にお願いしてみた。


『ハイゼットを止めたい』と言った。


この薬は、もう20年以上飲み続けている、γ-オリザノール製剤で、

自律神経を調整する働きがあると言われていた薬だが、

どうも、この薬が、昼と夜の自律神経の働きを阻害しているのでは

という思いが、つのっていた。


本当に自律神経がおかしいなら、今では立派な

自律神経賦活剤があるのだから、それを飲むべきであって、

効果の無いγ-オリザノールを漫然と服用すべきではない。

と、何かに書いてあったのが、ずっと引っかかっていた。


『ハイゼット』には高脂血症を防止したり、コレステロールを下げる効果も併せ持っているので、それなら高脂血症予防の薬だけにしようと考え、昨日、先生にお願いした。


先生曰く:

『この薬は、ここに来る前から飲んでたよね。学術的にもγ-オリザノールの効果は期待しないようになって来ているからね』と、同調してくれて、即座に薬を変更してくれた。


独断だったが、この2週間、『ハイゼット』を飲むのを止めて、

驚くべき変化が起こった。



風邪を引かなくなったのだ。

しかも、夜に、どうやら脂肪が燃焼しているらしく、低体温にならなくなった。

そして体重がいっきに3kg減った。

で、その後は減らないけど…


確かに、自律神経は、交感神経と副交感神経の切り替えを

行い始めたのかもしれない。


今まで、この切り替えが上手く働かず、

どんなに苦労した事か。

どんなに、いろんな事を諦めて来た事か…



これで風邪を引いても、酷い眠気から解放されるに違いない。


毎回、毎回、病院へ着くと、必ず長椅子に横になり眠っていた。


苦しくて…



どんな病院を訪ねて、風邪を引いて眠くて眠くてしょうがいないと訴えても、何らの対応策もなく、『不思議だねぇ』の感想ばかり聞いて来た。

今、『ハイゼット』を中止して、この薬のせいなんだと気づいて、泣きたくなった。



~薬は、ただ漫然と飲んではならない~


この言葉が私を救ってくれた。




さて、本題はここから。

実は昨日も微少ながら、鼻血が出ていた。

なかなか止まらないので、午後から耳鼻科を受診することにした。

しかし大学病院内の耳鼻科は午後から休診だった。


あれ? それで待合室が閑散としているのか……


止む終えず、個人医院を探すことにした。

タウンページを開き、行き易い所を探し、

早速、車を走らせた。もう午後3時近くになっていた。


とある耳鼻科クリニックを訪ね、診察をお願いした。



今ちょうとインフルエンザの予防接種の時期で、中は混み合っていた。

まるで小児科のように、子供ばかり。


なるほど、耳鼻科は小児科にもなるのか、とちょっと感心しなかせら、呼ばれるのを待った。

約1時間後、ようやく診察。

男の先生で、他は全て女性看護師ばかり。


鼻をのぞき込んだ医師は、

『ああ、大きな傷があるね』と言った。


傷?


実は、鼻血の原因は、市販の点鼻液の突っ込み過ぎだった。

それがどうやら、思った以上に傷が大きく、

焼く事も出来ないと言う。


左右の鼻の中間にある、鼻中隔はとても薄いので、これだけ傷が大きいと、この鼻中隔に穴を開けてしまう危険があると言うのだ。

したがって、自然に瘡蓋が出来、やがてそれが自然に剥がれるまで、我慢しましょう、と言う事になった。


そしてついでにレントゲンも撮ってもらった。

確かに、鼻中隔はとても薄い。

しかも、私の場合、点鼻液の先端が、ほんの僅かに曲がった角に当たったらしい。

いわゆる、かる~い鼻曲がりだと言うが、レントゲン写真に近寄って、よく見ると、確かに微妙に曲がっている……かも?

それくらい微妙~~



やっぱり使い慣れない点鼻液は使うものじゃない。

しかもそれは、もしかしてと思って買った、花粉症用の点鼻液だった。


まぁ、私はアレルギー体質では無い事が判明したので、

この点鼻液は結局一度も使っていない。




さてさて、しこたま長くなったが、ここからが本題だ。

診察の時、私は「お薬手帳」を出した。


たぶん、通院している人の殆どが持っているに違いない。


特に私は多くの薬を飲んでいるので、同じような薬や副作用を誘発する薬には、注意している。

この時も、医師は「お薬手帳」を見ながら、カルテに書き込み、その上で薬を処方してくれた。


抗生剤のサルファ剤と、止血剤、傷を修復する液剤……

この時、もう一つ、膿の排出を促す薬も含まれていた。実はこれが、重複していた。



薬局に行って、薬を確認すると、その中に見覚えのある名前があった。

『ムコダイン』だ。


この薬は、副鼻腔炎の治療の為、以前から精神科から処方されていた薬である。

しかし、3ヶ月程前、ジェネリック医薬品の『クィーブラン』に変更した。

薬価は1/3になった。


しかも「お薬手帳」には、『クィーブラン(ムコダイン同等品)』とはっきり記載されている。

それなのに、この医師は、この記載を見落とし、同じ薬を処方したのだ、


慌てた私は、薬局でそれを指摘し、「お薬手帳」を見せ、『ムコダイン』を断った。




これでは何のための「お薬手帳」なのか、意味がないじゃないか!


これが、小学生や中学生だったらどうなるぅ!?


処方されている薬の名前全て知っている人は、何人いるのか?




病院に行くと必ず問診票というのを書かされる。

体調やアレルギー、他の薬との飲み合わせや重複に注意する為では無いのか?


そこまで患者は、熟知していないとダメなのか………


「お薬手帳」は本当に役に立っているのか、疑問を持った瞬間だった。




しかし、この鼻炎の薬の重複程度なら、まだましかもしれない。

世の中には、精神薬をアルコールで飲む人もいるらしい。

睡眠薬と一緒にビール・・・と言うのも、良く聞く話。


だから薬物依存になりやすいのだぞ。


毎日、治療していると言う事を忘れてはならないし、飲んでいる薬の名前や知識ぐらいは、知っておくべきだろう。


私は、これからも、自分の身は自分で守るし、薬に踊らされないよう、常に自分の身体を監視し続けようと思う。



~効果が期待出来ない薬を、ただ漫然と飲んでいてはならない~



この言葉を忘れないように。

ひょっとしたら、あなたの症状は、治癒しているかもしれませんよ。



2008年11月11日 (火)

氷点下だどぉ!


霜
霜で緑の葉も白くなりにけり。


昨日に引き続き、今朝もやっぱり氷点下(-3゜)。



霜柱
おお!

りっぱな霜柱だこと。


ここは盆地なんで、放射冷却が厳しいです。



昨日は、突如、鼻血が噴出(。>0<。)


これがまた止まらない止まらない。


ドロッとした塊まで出てくるし、詰めたティッシュは直ぐ真っ赤。



今朝まで鼻栓して寝てしまった…( ̄Д ̄;;

そこは結構呑気なんで…アハッ♪

まぁ、大丈夫だけどね



2008年11月10日 (月)

第一章 人類は光を追い越せるか

  何故、人類は宇宙に出たのだろうか?


  一体何の為に、人類は地球の外へ飛び出したのか…?


  …そこには、人類が背負った宿命があった。


  どうしても…

  例え、どれほどの犠牲を払ってでも、人類は地球の外に出なければならなかった。


  どのような困難が待ち受けていようと、何度も、何度も人類は挑み続ける…


  それは、この無限に広がる壮大な宇宙のどこかに、

  我々人類と同じ生物を求める旅……




  人類は挑戦し続ける。


  

  我々人類が、この広い宇宙の中で、唯一の生命では無く、

  どこかに同胞がいると信じて。




  宇宙に浮かぶ、生きた天体──地球。



  それは、地球が、たったひとつではなく、

  どこかに仲間がいると信じているから。


  我々は決して、独りでは無い、という証を求めて、挑み続ける。




  これからも、人類は、大いなる未知の空間に踏みだし続けるだろう…



  果てしない宇宙のどこかに、必ず、仲間がいる事を確かめるために。





  だから、私達人類は、挑戦することを諦めてはならないのだ。


  もし諦めたら、独りぼっちを認めることになる。




  この宇宙で、それはあまりにも淋しい……

2008年11月 9日 (日)

SPACE DiVAを聴く

SPACE DiVAは、衛星音楽デジタル放送。

東経154度の衛星、JCSAT-2Aから放送されている。


実はこのチャンネルラインナップの中に、

TOKYO FMが含まれている。



と言う事は、平原綾香様のラジオ番組も聴けると言う事。

早速資料を取り寄せた。



だが~!

最低でも月額2100円だどぉ………高くねぇ!?



だよねぇ~

たかがFM1局を聴く為に、なんぼなんでもたげぇ~~

と呆れてしまった。




それでは、と言う訳で、いつものごとく早速受信して見る事にした。

受信するのは、海外衛星受信用のデジタルチューナー

これだ↓


CDTV410



さささっと、例の90cmアンテナを動かし、JCSAT-2Aを狙うと

案外スムーズに当たった。

早速、Auto Scanを懸けると、

またたく間に、JCSAT-2Aで受信出来る全てのチャンネルが登録され、

その中からSPACE DiVAを探して、復調出来るか聴いて見ると、

意外にも、1チャンネルだけノンスクランブル放送だった。

しかも、好きなクラシック音楽が一日中流れている。



SPACE DiVA2

ラッキー

チャンネル名が日本語の場合、妙な文字が出てくるのだ。



SPACE DiVA1


SPACE DiVA3

スクランブル解除の為のメッセージが出た。

このチューナーではスクランブル方式に対応していない

と言う事。


あれぇ、ひょっとして「Multi 2」か?





他は当然、全部スクランブルでしたが、

なんか、このクラシックチャンネルだけでもいいかな…とか思って(苦笑)



しかしTOKYO FMへの道は険しい───── by Romeローマ

2008年11月 7日 (金)

僕の彼女はサイボーグ


Cyborg


やっと見る事が出来た。


そして、とても後味の良い秀作だった。


私にとって良い映画とは…120分以下なら、前半20分、

95分以下なら、前半15分で面白くなければ、

結局ラストまで見るに絶えられない映画と言う事になる。

120分以上なら、前半25分まで。


劇場なら、つまらなければ途中退場した事もある。



プロフィールでは身長165cm。スリーサイズ、B88 W61 H91。

これが、あのウルトラマンのようなボディスーツにピッタリフィットして

まさに理想の女性サイボーグ。

こういう子が、良くアニメには登場するんだけど、

綾瀬はるかほどお似合いの女性は、まずいないだろう。



ボディスーツにピッタリと言えば、アンジェリーナ・ジョリーを

思い出すが、どうも彼女の唇を見ていると、

スッパマン(Dr.スランプあられちゃん御出演)を連想してしまう(苦笑)

ので、世界一ボディスーツ・サイボーグが似合うと言えば大げさだが、

それくらい、私の評価は高い。



寸評:

 余分な知識が無いまま、ただ綾瀬はるかを見たいが為に見た。
監督の経歴は知らないし、他の出演者も目障りなほど出て来ないし、何より女の子は綾瀬はるか以外、知ってる人は誰も出ないのがいい。

 特筆すべきは撮影技術と編集技術で、特にJSC の画は綾瀬はるかの表情を暗い場面でも的確に捉えているし、JSEの編集も実に秒間の繋ぎが素晴らしい。
あくまでSFなのだから、そのつもりで見ると、すっきり楽しめました。



クローバー公園

木枯らしが冷たい今日。

近くのクローバー公園へ行って見た。


クローバー


クローバーも色付き、枯れようとしている。



紅葉はふもとまでやって来た。


もうすぐ初雪…

そして霜が降りると、冷たい季節になる。


スワン


小さくて見づらいけど、白鳥も一羽いた。



ここは本来、ぜ~んぶ湖の底のはずが、

今年は、一つも台風が来なくて、

知らない名前の木が繁っていた。



いつもの冬なら、凍結した湖でワカサギ釣りが行われるが、

こんなんで大丈夫かぁ?


確実に地球は暖かくなっているんだなぁ、と実感する。

2008年11月 6日 (木)

夜中の悲叫

午前2時、いつものように中途覚醒した。
睡眠導入剤を飲んでいるが、これは毎日の事なので

今は別段気にすることなく、睡魔がよみがるまで待つようにしている。


ところが、こんな深夜にラム姫が鳴いている。
しかも連続的で途絶えることがない、助けを求める鳴き声だ。

すぐ窓を開け、懐中電灯を持って照らすと、どうやら何かに鎖が絡まったらしいので、

早速降りて行ってラム姫に近づくと、

今回は樹の切り株が二つ並んだ所に、鎖がちょうど8の字のように何十にも絡まっていた。
かなりジタバタしたようだが、これでは動けない。


しかも土砂降りの雨 の中…一体いつから絡まっていたのか?

ラム姫はびしょ濡れで、泥水で真っ黒だった。

寒そうにぶるぶる震えていた。


早速、車からタオルを取り出して、頭を拭く。

と同時に、絡まった鎖を解いた。


私の靴もズボンも、ラム姫が暴れて、泥だらけ。

とりあえず犬小屋に入って寝るだろうと思い、ひとまず部屋へ戻った。

服を着替え、濡れた頭を拭いて、
ラムの鳴き声が収まったので、私はそのまま眠ってしまった。


所が、午前4時13分、再びラムの叫び声で目が覚めた。

まだ泣いている。

懐中電灯で照らすと、
激しい雨の中で、濡れたまま泣いていた。

すぐに駆け降り、ラム姫の元へ走る。
そうなんだ!
我が家のラム姫はとても綺麗好きで、汚れた身体で犬小屋に入りたくないらしいのだ。
この点はかなり頑固で、絶対に拒絶する。

しかし雨は降るし、かと言ってやんちゃなので家の玄関先に繋いでも、あちこち壊すし、第一落ち着かないだろうと思った。


そこで散歩用のロープで、物置小屋へ連れてって、トラクターのアームに引っ掛け、蓙を出して敷いた。

当然まだ興奮してて座らないので、家に戻って拭くものと着せるものを持って行った。

しかし保温のため掛けたジャンパーを嫌がり、ベタベタにふんずけ周囲をうろうろ。
仕方ないので、身体を念入りに拭いてやった。

それでも新しい環境が気になるらしく、うろうろしていたが、どうやら落ち着いて来たので、蓙の上にジャンパーを敷いて私は戻る事にした。


その時には雨も上がり、辺りが明るくなっていた。

もうこんな時間。
いつもは聞く機会の無い、防災無線のチャイムが鳴った。

2008年11月 5日 (水)

受け継ぐ者がいない

人は必ず死ぬ。


しかも概ね、それは生まれた順にやって来る。


世代は受け継がれ、残された者は、次の世代の為に、

生きてゆく。




でもそれが出来ない人、受け継ぐ者がいない人は、どうなるのか?

当然、孤りだ。

仮に、幸運にも子供が居たとしても、今、何と孤独死が多い事か。

誰にも見守られず、死んでゆく人達。


何故子供が居るのに、孤独なのか?


結局、それは子供の居ない私と同じなのだ。



やがて必ず、本当に近い将来、独りぼっちになる日が来る。


その時が来た時、私は独りで生きて行けるだろうか…

と言うより、それから先、私は何の為に生きるのだろうか、

と考えた。

そしたら、その思念が消えなくなった。


こんな大きな家で、たった独りで、どうやって生きて行けばいいのか…

持ち家があると、生活保護は受けられない。

ましてや…




そして私は、死ぬ事よりも、取り残される怖さに襲われた。

去年、寝込んだ時、一度だけタクシーで病院に行って、薬を貰って来た事があった。

それはもう最悪の事態だった。

往復などで1万円以上費かった。

しかもタクシー代は戻って来ないので、以後、諦めた。


こんな時、頼める人は誰もいない。


動けるならまだいいが、寝込んだら最後だと思うしかない。


こんな事態の時、どうすればいいのか…

役所も先生も誰も教えてくれない。


担当の先生は、『今はそれは考えないで、その時になったら考えましょう。

それまでに、身体を丈夫にしなきゃね』とおしゃったが、

確かに、身近に差し迫っている、来たるべき孤独に備え、

身体を少しでも動かして……


でもそれはとっても的外れで、

人は孤独になっても、何故生きるのか? の答えになっていないのだ。




人は必ず死ぬ。




そして心の弱い人間は、その孤独に絶えられず、自ら死を選ぶ。

悲しいかな、男性の自殺日本一という汚名が、その凄まじい現実を物語る。


だから人は、決して独りでは生きて行けない。


人間以外のあらゆる動物には、必ず子離れと言う儀式がある。

鳥も獣も…昆虫に至っては、子供の姿を見ずして、死んでゆく。

生まれた子供は、殻を食べ、葉を食べ、水や樹液を吸い生きてゆく。


人間だけが、子供の方から死んでゆく事がある。




人間は幸せだと、独りで暮らしたがるようだ。

家もそんな風な間取りだし、アパートやマンションも大所帯向けに

作られていない。


人間は健康だと、親を煙たがるようだ。

そして必ず同居をしたがらないし、親も慣れていないからか、

エゴの固まりで、決して馴染もうとしない。


人間が誕生してからずっと続けられて来た、みんなで協力し合うと

言う大家族の良さが、毛嫌いされ、個人主義の名の元、核家族化が劇的に進んだ。


親を捨ててもいいが、親より先に死んではならない。

そんな当たり前の事が、いつしか風化してしまった日本。




本来なら、子供には、親の死を看取る義務があると思う。

人間も動物だけど、他の動物と違うのは、言葉と文字を持つ動物なんだ。

もし野生のままなら、人間も多分、言葉も文字も知らないままだと思う。

でも人間は、言葉も文字も伝える事が出来る唯一の動物なんだ。

それはやっぱり、親から子へ伝えられるもの。


誰もが最初に発する言葉は、『ママ…パパ…おとうさん…おかあさん』

その感謝だけは忘れてはならないと、私は思う。

だからそれから逃げるのは、私はやっぱり卑怯だと思う。



しかしそう思っても、その後どうする?



今度は私は、誰からも看取られず、独りで息絶えてゆく。


それはどんなに裕福でも、どんなに貧しくても、

誰にでも訪れる、孤独………



独り取り残される瞬間が、刻一刻と迫っている。

その時がいつくるか分からないが、

確実に迫っている。

そんな怯えてばかりの私が、地球の明日なんて

考えていられない。

もうそんな余裕は、私の心には、どこにも残っていない。




2008年11月 2日 (日)

グータンヌーボ

2008年11月12日(水)のグータンヌーボ(フジテレビ系午後11:00~)に

平原綾香さんが出ます!!

It is very joyful.


2008年11月14日(金)の『音楽戦士MUSIC FIGHTER』(日本テレビ系)にも

出演します!!

Furthermore it is very joyful.




※あれっ。こっちで映るんだっけか…?

2008年11月 1日 (土)

カレンダー

年賀状の話が出ると、気が重くなる。

何せ、毎年出す相手がいないからね。


世間的には完全に忘れ去られているし、

現在からも葬り去られているから、仕方無いけど。


私は毎年、恒例のように、この時期に、アイドルカレンダーを買う。


来年も元気でいられますようにって、ささやかな願いを込めて…




そこで過去を紐解いて見た。


その貴重なカレンダーをちょっと公開!


先日、挙式したと言う、元Winkの相田翔子ちゃんの

1992年のカレンダーを引っぱり出して来ました。


相田翔子1

そしてこの年の11月の画像は…


相田翔子2

こんな感じでした。


結婚に関しては、全く関心が無いので…



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