2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

« 受け継ぐ者がいない | トップページ | クローバー公園 »

2008年11月 6日 (木)

夜中の悲叫

午前2時、いつものように中途覚醒した。
睡眠導入剤を飲んでいるが、これは毎日の事なので

今は別段気にすることなく、睡魔がよみがるまで待つようにしている。


ところが、こんな深夜にラム姫が鳴いている。
しかも連続的で途絶えることがない、助けを求める鳴き声だ。

すぐ窓を開け、懐中電灯を持って照らすと、どうやら何かに鎖が絡まったらしいので、

早速降りて行ってラム姫に近づくと、

今回は樹の切り株が二つ並んだ所に、鎖がちょうど8の字のように何十にも絡まっていた。
かなりジタバタしたようだが、これでは動けない。


しかも土砂降りの雨 の中…一体いつから絡まっていたのか?

ラム姫はびしょ濡れで、泥水で真っ黒だった。

寒そうにぶるぶる震えていた。


早速、車からタオルを取り出して、頭を拭く。

と同時に、絡まった鎖を解いた。


私の靴もズボンも、ラム姫が暴れて、泥だらけ。

とりあえず犬小屋に入って寝るだろうと思い、ひとまず部屋へ戻った。

服を着替え、濡れた頭を拭いて、
ラムの鳴き声が収まったので、私はそのまま眠ってしまった。


所が、午前4時13分、再びラムの叫び声で目が覚めた。

まだ泣いている。

懐中電灯で照らすと、
激しい雨の中で、濡れたまま泣いていた。

すぐに駆け降り、ラム姫の元へ走る。
そうなんだ!
我が家のラム姫はとても綺麗好きで、汚れた身体で犬小屋に入りたくないらしいのだ。
この点はかなり頑固で、絶対に拒絶する。

しかし雨は降るし、かと言ってやんちゃなので家の玄関先に繋いでも、あちこち壊すし、第一落ち着かないだろうと思った。


そこで散歩用のロープで、物置小屋へ連れてって、トラクターのアームに引っ掛け、蓙を出して敷いた。

当然まだ興奮してて座らないので、家に戻って拭くものと着せるものを持って行った。

しかし保温のため掛けたジャンパーを嫌がり、ベタベタにふんずけ周囲をうろうろ。
仕方ないので、身体を念入りに拭いてやった。

それでも新しい環境が気になるらしく、うろうろしていたが、どうやら落ち着いて来たので、蓙の上にジャンパーを敷いて私は戻る事にした。


その時には雨も上がり、辺りが明るくなっていた。

もうこんな時間。
いつもは聞く機会の無い、防災無線のチャイムが鳴った。

« 受け継ぐ者がいない | トップページ | クローバー公園 »

闘病」カテゴリの記事