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2008年12月13日 (土)

第二章 記憶の映像化

人が見た文字や図形を、脳から読みとり、画像化する…



そんな夢のような技術が、開発された。

勿論、世界初の技術だ。



この偉業を達成したのは、(株)国際電気通信基礎技術研究所 (ATR, 京都府)と、奈良先端科学技術大学院大学等の共同グループ。

詳細→ 国際電気通信基礎技術研究所ホームページ


この技術を応用すると、

近い将来、睡眠中の夢や、頭の中で空想した内容などを、

映像に出来る可能性があると言う。


この夢のような技術のために開発されたのが、

脳の血流の変化を読みとる、機械的磁気共鳴画像(fMRI)という装置。



現段階では、アルファベットや図形を見せた人の脳から

読み取った情報を基に、元の文字や図形を再現する事に成功。


他の人が、後から、見た人の脳から画像として取り出し、

見る事が可能になったのだ。




実は、これは凄いことだ。


自分の脳に刻まれた、過去の記憶。それが、画像として・・・

或いは映像として取り出し、見る事が出来るようになる事を意味する。


遙か昔の断片的な…、遠に消えてしまったと思っていた記憶…

それらが、蘇るのだ。




例えば、犯罪者に襲われた被害者。

もし顔を見ていたら、モンタージュ写真より、遥かに鮮明な顔画像を取り出せる、

と言う事になるかもしれない。


過去に見た美しく、懐かしい風景…

脳に深く刻まれた、生まれた瞬間の映像…

幼い頃の、おじいちゃん、おばあちゃんの顔…


又は、憧れの人とのデート…


セピア色の油絵のように、不鮮明だった思い出の数々…


そんな記憶の断片が、映像としてよみがえる。




自分の空想した事が、画像や映像として、脳から取り出せる。


そんな夢のような事が、極く近い将来、可能となる日がやって来る。



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