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2009年1月 6日 (火)

今年最初の受診日

さすがに、緊張してしまった。


昨日から落ち着かなくて、ドキドキしていた。


しかし循環器内科の診察は午後からなので、

意外と冷静に、病院へ行く事が出来たし、

受付の娘も、同じ人。


久しぶりに顔を見て、ホッとした。


午後3時過ぎの診察予約。



長椅子で待っていると、予期しない事が起こった。

こんな事は、初めての事だった。



最初にその人の異変に気づいたのは、

呼び出しの看護婦だった。


私の2人横の人の異変に気づいて、

慌てて駆け寄った。


その時、その男性は既に意識が無く、

看護婦の呼びかけにも、微動だにしない。

腕はだらっと垂れさがり、呼吸もしていないようだった。


直ぐに看護婦が、先生を呼んだ!

診察中の青い服を着た臨床医が飛び出して来て、

心臓マッサージを開始した。


看護婦が壁に掛かっている徐細銅器(AED)を取って来た。


他の看護婦も駆けつけ、何やら黄色いチューブをその人の身体に付けた。

小型の心電計も持ってきた。


他の担当医も次々に出て来て、

駆けつけた医師は合わせて4人。

全て、心臓外科の専門医ばかりだ。


倒れた人は、その後直ぐに息を始め、

目を開けた。


「よかった、よかった!」

と、看護婦の顔が笑顔になった。


心臓マッサージが効果的だったようで、

徐細銅器は使わなかった。


その人は70歳代くらいの男性で、

一人で病院に来た、

と、意識が戻ってから、看護婦に言っていた。


その時には既に救急用の青いストレッチャーに乗っていて、

呼吸数を計り、そのまま救命救急部へ運ばれて行った。



その間、たぶん4~5分くらい。



さすが専門医、めちゃめちゃ早い!


とにかく最初から、有無なく、

心臓マッサージをし続けるという発想は、

私にはとっさに浮かばなかった。


その男性は、とても幸運だった。

何しろ、意識を無くした所が、循環器内科の

診察室の前の待合椅子だったから。



私は、その男性が腕をだらんとしたまま

眠っていると思っていた。


ただそれまで読んでいた雑誌が、床に落ちているのを

後ろの席の人が拾い上げ、

その男性の横に置いたのを覚えている。


しかしまさか、

その時点で意識を無くしているなんて

全然考えなかった。



やっぱり看護婦の注意力は、

並ではない。


ただただ感心するばかりだった。




もしもそういう場面に遭遇しても、

徐細銅器はまず使えない。


そういう時は、とにかく

心臓マッサージをする。



救急車が来るまでの数分、

心臓マッサージを続けるのが

一番だと知った瞬間だった。


しかも医師は、片手で強く胸部を押し続ける、

と言う単純な動作に、

私には見えた。



応急処置の訓練にも参加した事は無いが、

臨床を見る、

と言う衝撃は大きいし、

遥かに実戦に近い

とも思った。



やっぱりいざとなったら、

口は付けたくないのが本音だし……





さてそれより、いよいよ今日から準備だ。


前回の大腸の検査では

便が出なくて、四苦八苦したので、

今回は楽に行きたい。


今から、成功を祈るしかない。


でもやっぱり怖いな



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