親愛なるストコフスキー様
これまで使っていたAVアンプは
PHONO端子が壊れ、
それ以降レコードが聴けなくなっていた。
それが十数年ぶりに中古のAVアンプを購入し
遂に…聴ける時が来た!
と思ってレコードを置いて見ると、
愕然!
ノイズの方が大きい。
針を見ると、ごっそり張り付いた黒いカス。
針も磨耗しているようなので、早速レコード針を注文。
それが昨日の夜に届いた。
交換針を装着・・・
期待に胸躍らせ、オートスタート!
しかし結果は同じ。
アース線はそのままで、仕方なくMD端子に繋ぐと、
おぉ~っと、美しい音色が…
おめでとう、甦った音よ。
時折、レコード特有の小さなノイズが入るが
それより何より、その繊細で奥行きのある音は
やはりレコードならではの緻密な音だ。
聴きたかったのは、
尊敬するマエストロ、レオポルド・ストコフスキー指揮の
ホルストの組曲『惑星』だ。
平原綾香がこの中の第四章・木星に詩をつけて
歌ったのは誰もが知るところ。
しかし本来の『木星』はかなりテンポが速い。
とても原曲のままでは、速くてラップでも、息継ぎ出来ない程に速い。
私が持っている、ポール・フリーマン指揮の
DVD盤よりも更に演奏タイムが短い。
レオポルド・ストコフスキーの『惑星』を久々に聴いて
あまりのダイナミックさに唖然とするばかりだった。
鬼才とまで呼ばれ、晩年まで、その姿勢を貫いた天才指揮者。
彼の音楽に初めて触れたのは
もう30年以上も昔の話。
今宵は、どのレコードを聴こうか……
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