青空のゆくえ
2005年製作の映画、「青空のゆくえ」を観た。
ただ単に、黒川芽以ちゃんを観たかっただけなのだが……
醇美な珠玉の青春映画。
八面玲瑯の風光る季節を、眩しく、謳い上げた春秋に富む映画の傑作!
芳紀にはまだ少し幼い中学三年の夏の出来事。
何れ程の年月(歳)を積ねても、常しえに余蘊なく心に蓄えられる記憶…
この映画には、今流行(ハヤリ)の死も、自殺も、イジメも、受験地獄も、暴力も、性も、
描かれてはいない。
しかし、繊細で機微に充ちた生徒たちの、心の犀利を巧みに表して、
見る側をノスタルジックさの混じった、心地良さに引き込んでゆく。
優しさと、傷つき容易さが、
どこまでも碧い空と、飛行機雲に吸い込まれそうなくらい、
実に、心に浸み込む。
空が、本当に碧い……
こんなにも宜なる哉、優しい映画があった事を知って、
心がほっとした。
この映画には、多部未華子ちゃんも出ていました。
見て初めて知った。
それ以外の女の子は、不覚にも知らない子たちで、
更に、男子役の子も、全く知らない子たちでしたが、
それが逆に、私には自然でした。
みんな生き生きとしていて、大袈裟な演技や出しゃばりも無く、
全員、等身大の姿が、とっても新鮮な映画です。
たぶん、殆どの同年代の人達は、
刺激的では無いけれど、
でも一生懸命、いろんな事と葛藤しながら生きていると思います。
この映画の彼らのように……
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