線量UP
昨日は午後から皮膚科へ行って来た。
女の先生なのだが、この人が結構冗談が効かない、なんと言うか、無骨っぽい。
日々悪化し続ける両脚を見て、「たいしたこと無いんだけどなあ」と、呟くのが恒例である。
「暑いので、レギンスを止めたら、乾癬がひどくなって・・・」と言うと、
「でも、普通だよ」と、苦笑していた。
でも私にすれば、その言葉で何だかほっとした。
ついつい深刻になってしまうのだが、確かに私の症状は軽い方だと思う。
尋常性乾癬と言っても、様々な病態があるので、
もっと酷い人もたくさん診ているのだろうから、
私の状態は、それほど深刻ではないのかもしれない・・・
それでも先生は、「何かピタっとしたものを見つけてはいた方がいいけど、それはおまかせ」と言って、
「じゃぁ、光の量を上げてみましょうか」とさりげなく。
VU紫外線治療器の照射レベルを増やす事にした。
それまでの0.72Jから0.80Jへ。照射時間2分53秒。
照射量の単位名は、長くて覚えられなかった。
まったく聞いた事のない名前である。
一番下はたぶん1cm2当たりの何か・・・単位が全然分からない。
一般的な光治療器は、こんな感じで、局所タイプが多い。
写真のタイプは、UVB波用の治療器で、スイッチが一つ。
この病院のは、UVB波とUBA波を照射出来る一回り大きいタイプ。
中の蛍光管が、UVB波用とUBA波用に交互に並んでいる。
以前は、照射前に軟膏を塗っていたが、
このタイプ(ナローバンド)は軟膏を塗らず、装置の中心部に立つ事で、
全身を一度に照射する。
この刺激で、皮膚の新陳代謝を遅らせるらしいのだが、
それも一時凌ぎのようだ。
尋常性乾癬自体、何故発症するのか、全く分かっていない。
この「乾癬かんせん)」という実に紛らわしい名前・・・どうにかならんのかと、
いつも思う。
こんな名前だから、人に感染するのではと勘違いされやすいが、
非感染性で、自己免疫異常で起こる病気らしいから、
決して人に染ることは無い。
他の人には迷惑な夏の強い紫外線。
その紫外線を浴びるのが、唯一有効な手段という、なんとも不可解な病気。
脂肪の多い肉類がダメとか、ストレスを溜めないとか、バランスの良い食事とか・・・・・
そんなの誰でも"当たり"じゃないのか?
しかしこの病気で一番不思議なのは、皮膚の柔らかい所には、殆ど出ないこと。
腕の内側、足の内側、胸からお腹。
多分、この辺の皮膚は元々柔らかく、擦るとすぐに赤くなりやすいため、
代謝のスピード遅く、傷も治りにくいからなのかな?
ところで、ややまずい事が起きている。
体重が増えていないのに、どうやらお尻に脂肪か肉か、
どっちかが付いて、ケツが大きくなったようだ・・・
これまではいていたレギンス(L)が窮屈になった。
さて皮膚の摩擦を防止するには、どうすればいいだろう…困った問題だ。
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