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2009年6月11日 (木)

線量UP

昨日は午後から皮膚科へ行って来た。


女の先生なのだが、この人が結構冗談が効かない、なんと言うか、無骨っぽい。

日々悪化し続ける両脚を見て、「たいしたこと無いんだけどなあ」と、呟くのが恒例である。


「暑いので、レギンスを止めたら、乾癬がひどくなって・・・」と言うと、

「でも、普通だよ」と、苦笑していた。


でも私にすれば、その言葉で何だかほっとした。

ついつい深刻になってしまうのだが、確かに私の症状は軽い方だと思う。

尋常性乾癬と言っても、様々な病態があるので、

もっと酷い人もたくさん診ているのだろうから、

私の状態は、それほど深刻ではないのかもしれない・・・


それでも先生は、「何かピタっとしたものを見つけてはいた方がいいけど、それはおまかせ」と言って、

「じゃぁ、光の量を上げてみましょうか」とさりげなく。


VU紫外線治療器の照射レベルを増やす事にした。


ノア流星群の神々-数値

それまでの0.72Jから0.80Jへ。照射時間2分53秒。

照射量の単位名は、長くて覚えられなかった。

まったく聞いた事のない名前である。


一番下はたぶん1cm2当たりの何か・・・単位が全然分からない。



ノア流星群の神々-普通

一般的な光治療器は、こんな感じで、局所タイプが多い。



ノア流星群の神々-見本

この大学病院では、こんなシャワールームみたいな囲みタイプ。

写真のタイプは、UVB波用の治療器で、スイッチが一つ。


この病院のは、UVB波とUBA波を照射出来る一回り大きいタイプ。

中の蛍光管が、UVB波用とUBA波用に交互に並んでいる。



以前は、照射前に軟膏を塗っていたが、

このタイプ(ナローバンド)は軟膏を塗らず、装置の中心部に立つ事で、

全身を一度に照射する。


この刺激で、皮膚の新陳代謝を遅らせるらしいのだが、

それも一時凌ぎのようだ。



尋常性乾癬自体、何故発症するのか、全く分かっていない。

この「乾癬かんせん)」という実に紛らわしい名前・・・どうにかならんのかと、

いつも思う。

こんな名前だから、人に感染するのではと勘違いされやすいが、

非感染性で、自己免疫異常で起こる病気らしいから、

決して人に染ることは無い。



他の人には迷惑な夏の強い紫外線。

その紫外線を浴びるのが、唯一有効な手段という、なんとも不可解な病気。


脂肪の多い肉類がダメとか、ストレスを溜めないとか、バランスの良い食事とか・・・・・


そんなの誰でも"当たり"じゃないのか?



しかしこの病気で一番不思議なのは、皮膚の柔らかい所には、殆ど出ないこと。

腕の内側、足の内側、胸からお腹。

多分、この辺の皮膚は元々柔らかく、擦るとすぐに赤くなりやすいため、

代謝のスピード遅く、傷も治りにくいからなのかな?




ところで、ややまずい事が起きている。


体重が増えていないのに、どうやらお尻に脂肪か肉か、

どっちかが付いて、ケツが大きくなったようだ・・・

これまではいていたレギンス(L)が窮屈になった。


さて皮膚の摩擦を防止するには、どうすればいいだろう…困った問題だ。


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