ハイビジョンをコピーする
昔、地上/BSデジタルハイビジョン放送を、ハイビジョンのままでDVD-R等にダビングすると、
HDDの中の元映像は消去されていた。これを、コピーワンスと言ったそうだ。
しかし民(たみ)から不平不満が上がり、それじゃ10回までヨシとしよう!
と言うことで「ダビング10(テン)」になったそうな・・・。
世は移り、BD(ブルーレイ)と呼ばれるものが早々と登場した。
これによりハイビジョン放送画質を、そのままハイビジョン画質でBDディスクにダビング出来るようになった。
ところが市販のBDソフトをコピーするには、またまたPCが必要らしい。
PC用のBDレコーダーを用意して、有償ソフトウェアを使うと、コピー出来てしまうらしいのだ。
しかしこれはあくまでPCの画面で見ることが条件で、一般的なハイビジョンテレビでは見ることが出来ない。
何でもそのディスクは、PS3で再生出来るとか・・・。
だが実に面倒臭いし、お金も労力も掛かる。
とにかくデジタル放送を録画するには、CPRMに対応したディスクが必要になる。
しかしそのままダビングすると、せっかくのHD(ハイビジョン)画質がSD(標準)画質に変換されて、
DVDにダビングされる。
ハイビジョン映像には堅固な不正コピー防止技術「HDCP」が採用され、
ハイビジョン映像を見る際には接続端子「HDMI」で再生機とテレビが接続されていることが条件になる。
これによって、例えばレンタルして来たBD(ブルーレイ)の映画などを再生し、もう一台のBD録画機でコピーしようとしても、録画は出来ない。
「HDMI」と言う専用の接続端子を使うため、主流はPCとなってしまった。
しかし去る6月25日。
「HDMI」端子接続の画像安定装置が登場した。
どうやらこの製品の情報は、まだネット上では殆ど見かけない。
資料によれば、この製品は買ったままでは、ごく一般的な画像安定装置で、
ハイビジョンのコピーガードを外す事は出来ない。
だがJ33というダミー端子を切断すると、途端にスーパー画像安定装置に変身すると言う。
「HDMI」端子を通して、BD画質のまま他のBDレコーダーで録画出来る。
勿論、地上/BS/CSデジタルハイビジョン放送も同様。
PCで右往左往する事もなく、誰でも簡単にコピーBDが出来てしまう、という代物。
値段もそんなに高価ではない。
実はアメリカでは、個人の著作権の扱いについては、日本より遥かに緩い。
つまりコピーしたりする人の殆どが、私的且つ私的の範囲内で利用する場合がほとんど。
そういう人たちが利用する機器に著作権保護を付加しても、殆ど無駄な労力で、
むしろそういう違法コピー版で商売をする人を重点に監視した方が、
遥かに国民の利益になる、という考え方からだ。
さてPCやソフトウェアが無くても、誰でも扱える画像安定装置が出回ると、
それに対抗した規格がまたまた登場するだろう。
しかし言っておくが、新規格を導入する手間より、
その新規格を外す手間の方が、ずっと容易いという事を知っておくべきだろう。
さて我が家だが、残念ながら、時代からは大きく遅れている。
未だにRCAケーブルである。
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