ベトナムに新幹線が走る
ベトナム鉄道最高経営責任者が表明!
■13日、国営ベトナム鉄道のバン会長兼最高経営責任者(CEO)は日経新聞記者に対し、北部の首都ハノイと南部の商都ホーチミンを結ぶ「南北高速鉄道」(約1560キロメートル)に、日本の新幹線方式を導入する方針を明らかにした。
全線のうち中部地域のダナン―フエ間(約90キロメートル)を含む3区間を先行して建設し、2020年の開業を目指す、新幹線建設案の検討を始めた。
現在は、車で2時間以上かかる中部最大の都市ダナンと古都フエを約20分で結び、3つの世界遺産を1日で回れるようになる。
総工費が560億ドル(約5兆3600億円)になる見込み。
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日本の新幹線は美しき芸術品
TGVは殆ど田園地帯を走る。
先頭と最後尾は乗客の乗れない機関車
新幹線がフランス(TGV)やドイツ(ICE)の高速鉄道を抑えて採用された理由は、
安全性や技術力も然ることながら、都市部を通過する際の騒音と、
一度に運べる輸送人員の違いが上げられる。
■新幹線16輌編成1634名(高速列車としては世界最大)。営業最高速度300 km/h(山陽区間)。
■TGV8両+2両377名(前後に2輌の機関車)。最高運転速度320km/h。
これを単純に比較しただけでも、その差は歴然。
人口密集地での騒音やトンネルでの衝撃音、巨大地震、雨季と乾季、山岳地帯や豪雪地帯、台風などに立ち向かう強い日本の新幹線が、今後も世界に受け入れられて欲しい。
新幹線はベトナム以外に米国、ロシア、ブラジル、インドにも売り込みをかけており、
フランス(TGV)やドイツ(ICE)の高速鉄道などと受注を競っている。
これに関して、ブラジル運輸省は、サンパウロとリオデジャネイロ間で建設を計画している高速鉄道について、
今年12月に入札を実施すると発表した。
先月16日には建設費の見積もりが346億レアル(約1兆7000億円)とする計画の概要も発表しており、
新幹線方式を売り込む三井物産などの日本勢も計画内容を分析。応札準備を本格化する。
建設計画では、約510キロの路線に少なくとも8駅を建設。ピーク時で1時間にサンパウロ―リオデジャネイロ直行列車3本と各駅停車6本を運行する予定だ。
又、既に台湾では新幹線を基本にした、台湾高速鉄道が運行を始めている。
既に運行を開始している台湾高速鉄道。
こちらも実にかっこいい形の高速鉄道だ
世界の空は、アメリカ・ボーイング社と、ヨーロッパのエアバス社が制した格好であるが、
陸もこれからは、大量輸送と安全性を両立した高速鉄道が求められてくる。
人口密集地での騒音やトンネルでの衝撃音、巨大地震、雨季と乾季、山岳地帯や豪雪地帯、台風などに立ち向かう強い日本の新幹線が、今後も世界に受け入れられて欲しい。
安易な妥協をすると、大災害になり兼ねない。
航空機でも、必ず事故が起こる。
しかしだからこそ、高速鉄道での事故は許されない。
安全性を第一に考え、改良に改良を重ねてきた新幹線。
私たち日本人が誇れる鉄道技術の結晶!
それが世界に幸せをもたらす事を願ってやまない。
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