2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

« 初公開!昨日の御出掛け衣装♪ | トップページ | 地震多発地帯ですから… »

2009年8月20日 (木)

アフガニスタン大統領選 生中継を見る

アフガニスタン大統領選の投票が、20日午前7時(日本時間午前11時半)から、全国一斉に始まった。

これを受けて、アフガニスタンのテレビで唯一、日本でも受信が可能なShamshad TVを受信して見た。


全てのメデイアが、

「アフガン大統領選でテロ報道の自粛要請、有権者の投票に影響と」 CNN

アフガン大統領選、緊迫の投票 テロ続発・妨害予告も」 朝日新聞

「TBSカメラマン アフガン治安当局が連行」 時事通信→既に解放。


と危機感を煽るような報道をしているが、果たして実際はどうなのか?


湾岸戦争の時、私はCNNやBBCのような西側だけの偏った報道が、後に間違いだったと知った。

日本でも、中東カタールの衛星放送局、Al Jazeera Channelがスカパーに臨時に登場し、CNNなどの報道が偏っていたことを改めて認識させられた。

いわゆる情報操作によって、不利な情報、非人道的な情報が隠されたのだ。



今回のアフガニスタン大統領選挙と県議会選挙に、日本からも香川剛広外務省中東アフリカ局参事官を団長とする10人規模の選挙監視団が派遣されている。


投票するアフガニスタンの人々が何を思い、どう言う考えを持って選挙に望んでいるのか?

少しでも生の様子が見たかった。

例えそれが、アフガニスタン側の情報操作だとしてもだ。


現在アフガニスタンのテレビ局は14局。このうち衛星放送をしてないのが2局。

他のチャンネルは衛星放送をしているが、日本では1局が受信出来るのみ。


東経100.5°Eの香港の衛星、ASIASAT-2から放送されている、Shamshad TVである。



















これは現地の投票所からの生中継映像。

十枚目の画像には、複数の片足の人が映っている。


都市部で無いことは容易に見て取れるが、

アフガニスタン軍の兵士が多数出て警戒している様子も分かる。

九枚目の壁の上に立っているのも、アフガニスタン軍の兵士。


Shamshad TVはパシュトー語で放送され、その他のペルシャ語などの

字幕は無い。


武装勢力によるテロ。

当然ながら、アフガニスタン国民こそが一番の被害者である事は間違いない。

しかしアメリカが言う、"テロに屈しない"、と言う言葉の意味が、

この映像を見ていると、アフガニスタン国民には違うように見えて、仕方がない。



”テロに屈しない”からこそ、命の危険があろうとも、投票に行く・・・

そんな強い意志が見える。


大統領選挙― すなわち国の指導者を直接選べる。

なんと凄い事だろう。


日本のように、あとで総理を簡単に入れ替えるのとは大違いだ。

そう考えると、日本は物凄く遅れているようにも見える。


それにしても、

女性キャスターの笑顔を見る限り、ここでは緊迫感は感じられないし、

投票する人々も、のんびりしているように見える。


国内の報道を見ていると、アフガニスタン全土がテロ攻撃に晒されているように思えるが、

どうやら真実はそうでは無いのかもしれない。


« 初公開!昨日の御出掛け衣装♪ | トップページ | 地震多発地帯ですから… »

ニュース」カテゴリの記事