アフガニスタン大統領選 生中継を見る
アフガニスタン大統領選の投票が、20日午前7時(日本時間午前11時半)から、全国一斉に始まった。
これを受けて、アフガニスタンのテレビで唯一、日本でも受信が可能なShamshad TVを受信して見た。
全てのメデイアが、
「アフガン大統領選でテロ報道の自粛要請、有権者の投票に影響と」 CNN
「アフガン大統領選、緊迫の投票 テロ続発・妨害予告も」 朝日新聞
「TBSカメラマン アフガン治安当局が連行」 時事通信→既に解放。
と危機感を煽るような報道をしているが、果たして実際はどうなのか?
湾岸戦争の時、私はCNNやBBCのような西側だけの偏った報道が、後に間違いだったと知った。
日本でも、中東カタールの衛星放送局、Al Jazeera Channelがスカパーに臨時に登場し、CNNなどの報道が偏っていたことを改めて認識させられた。
いわゆる情報操作によって、不利な情報、非人道的な情報が隠されたのだ。
今回のアフガニスタン大統領選挙と県議会選挙に、日本からも香川剛広外務省中東アフリカ局参事官を団長とする10人規模の選挙監視団が派遣されている。
投票するアフガニスタンの人々が何を思い、どう言う考えを持って選挙に望んでいるのか?
少しでも生の様子が見たかった。
例えそれが、アフガニスタン側の情報操作だとしてもだ。
現在アフガニスタンのテレビ局は14局。このうち衛星放送をしてないのが2局。
他のチャンネルは衛星放送をしているが、日本では1局が受信出来るのみ。
東経100.5°Eの香港の衛星、ASIASAT-2から放送されている、Shamshad TVである。
これは現地の投票所からの生中継映像。
十枚目の画像には、複数の片足の人が映っている。
都市部で無いことは容易に見て取れるが、
アフガニスタン軍の兵士が多数出て警戒している様子も分かる。
九枚目の壁の上に立っているのも、アフガニスタン軍の兵士。
Shamshad TVはパシュトー語で放送され、その他のペルシャ語などの
字幕は無い。
武装勢力によるテロ。
当然ながら、アフガニスタン国民こそが一番の被害者である事は間違いない。
しかしアメリカが言う、"テロに屈しない"、と言う言葉の意味が、
この映像を見ていると、アフガニスタン国民には違うように見えて、仕方がない。
”テロに屈しない”からこそ、命の危険があろうとも、投票に行く・・・
そんな強い意志が見える。
なんと凄い事だろう。
日本のように、あとで総理を簡単に入れ替えるのとは大違いだ。
そう考えると、日本は物凄く遅れているようにも見える。
それにしても、
女性キャスターの笑顔を見る限り、ここでは緊迫感は感じられないし、
投票する人々も、のんびりしているように見える。
国内の報道を見ていると、アフガニスタン全土がテロ攻撃に晒されているように思えるが、
どうやら真実はそうでは無いのかもしれない。
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