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2009年9月16日 (水)

臨床経験の乏しい精神科医にパニックは治せない!

また昨日から緊張して、落ちつかないまま、病院へ。


先日までの混雑がウソのように、市内の道路は空いていた。

国外ナンバーの姿は、殆ど見えない。

穏やかな日常が、そこには溢れていた。


祭り囃子の太鼓の音が、聞える。


ノア流星群の神々-秋まつり

もう秋祭りが始まっていた・・・




私が通う水曜日に、いつも顔を合わせる子供がいる。

父の話では、知的障害の為、施設に預けられているらしい。


その子と、一緒の曜日になり、同じ先生の診察を受けるようになり、

もう何年が経つのだろう?


今日初めて、「こんにちは」と挨拶をした。

私も「こんにちは」と言った。

すると彼はもう一度「こんにちは」と言った。


初めての事だった。


私は自分で「言う」と自分に命令しないと、挨拶がとても苦手で、

必ず、小さな声になる。

そう言う、社会常識を知らずに育ったからかもしれない。


小学生の頃の挨拶は、機械的なシステムとして、覚えたが、

実践で使うことを、教えられなかった為、

即応出来ないまま生きてきた。



だが今日はそれだけではなかった。


彼の母親とも、初めて言葉を交わした。


年齢は、子供の年齢を考えると、私より若いかもしれない。

これまで毎回会釈はしていたが、

話をしたのは、今日が初めてだ。


意外と声は低い。ハキハキした口調。


次回から、声を出して挨拶が出来る。

なんだか、そんな事が嬉しく思った。




さて毎度の事ながら、他に待っている人はいない。

もう随分長い事通っているが、

時々、新患の人を見かける。


ここでは曜日によって、担当医師が違うので・・


しかし新患の人も、やがて、薬担当医師に回される。


薬だけ欲しい人は、診察医ではなく、

薬処方の医師の簡単な診察を受け、

あとは、処方箋をFAXで、近所の薬局へ送り、

そのまま帰る。


症状が安定している人は、皆そうする。

そして、この病院から、個人医院へ移る。


だから遠くの人は、内科などで、処方箋をもらえるようになる。


今、水曜日に会う患者は、殆ど違う人ばかり。


私のように、定期で必ず診察を受ける人は、重度の人ばかり。




では、何故、うつの人パニックの人は、

早く軽快して、来なくなるのか?



実は以前、市内の別のメンタル・クリニックに行った事があった。

すこぶる体調の悪かった私は、点滴を懇願したが、

クリニックの医師の判断は、NOだった。

唖然とするも、それでも懇願すると、

なんと、待合室の椅子に寝かせて、点滴を始めた。


そう・・・・

ここには、点滴をする為のベットが無いのだ。



今の病院では、別の部屋で点滴している人を、

よくみかける。

筋注も、お願いすると、医師の決断が早く、

すぐ注ってくれる。


とにかく経験が豊富だから、決断が早い。

新患でも、すぐ入院をする手続きに入る時もある。


それは多分、心療内科とは違って、DVやPTSDやアルコール中毒や、

精神分裂病、被害妄想など多岐にわたる患者の多さが、

データとして蓄積されているからなのかもしれない。


何せ、この病院には、心療内科も神経内科も別にあるのだから。




少なくとも、点滴用のベットの無い心療内科やメンタル・クリニックでは、

いくら通っても、治るのは困難と言わざるをえない。


それに、私の通う病院では、デパスは絶対出さないし、

これまで一度も出されたことは無い。


治す気がある医師なら、そんな臆病な治療はしない。

それは、治す気が無いのと同じ。




日本一老人の自殺者が多いと言う不名誉な岩手県。


この病院は、彼らにとって、最後の「砦」なのだ。




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