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2010年1月 5日 (火)

弱ってる

いつもより雪の多い今年。


明日は今年初めての診察日だと言うのに、

これから大荒れになるらしい・・・



また一つ年を越して、


考えたくは無いけど、


やっぱりその日は確実に近づいているのだ。




身を縮めて、寒さに震え、


明るい声を聞いていると、




何故、そんなに陽気でいられるの?



どうして日々を淡々と過ごせるの?




そんなことを聞きたいと思いながらも、

間違っても口には出せない。



だって、耳は聞こえないのだもの・・・








もうすぐ、もう近いうちに、


私は独りになる。



自分の足で歩けない未熟者が、


右往左往する光景ばかり思い浮かぶ。





確実に、


賑やかな所がダメになっている。


人混みも、足が震える。




そこには笑顔が溢れているのだから。



そう言えば、心から笑った・・・


という記憶が、


どんどん薄れて行く。




思い出探しばかりして、


過去にしがみついて、


ひとつも先に進めていない。




身体のちょっとした異変にも


神経をとがらせ、


身がすくむばかり。






今朝、


目が覚めた時、嫌な考えが脳裏に浮かんだ。



あなたが死んだら、


私も死にたい。


このまま一人で、孤独と戦い、


生きることに何の意味があるというのか・・・





全く


分からない。


全然


分からないのだ。



この弱い身体で


どうやってこの先生きてゆけるのか?





一人で生きてゆくには


この家は広すぎる。




あまりにも広すぎるのだ・・・




生きることより


病気と戦うことに疲れ果て、


弱い身体に


嫌気がさして。







なぜ私は、男に生まれて来た?



私の中に住み着く、男が目覚めると、



情けなくて情けなくて仕方がない。




前立腺がすぐ腫れあがるのを抑えるため


女性ホルモン剤を服用するなんて



最初から女性に生まれてくれば、


こんな目に遭わずに済んだ。






だから


一緒に死にましょう。




あなたが死んだら


私も、後を追いたいと思います。





私は、あなたの子供だから。




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