心臓ペースメーカー移植15日目
病院から診断書・意見書が届いた。
障害名:心臓機能障害
疾病名:完全房室ブロック
障害程度等級についての参考意見:1級相当
これと写真を持って役場に行って申請して下さい、との事。
これまでの精神障害に加えて、身体障害者ですと言われても、なんかピンと来ない。
手術中にも思ったのだが、
もしこのまま死んでも、いいか・・・
とも考えた。
幼稚園の頃から身体が弱くて、病気ばかり。
入院しては手術を何度も繰り返して来たせいか、
いささかこの身体にも疲れて来たし、
もうこの辺で、勘弁してよ・・・
なんて、ボーっと考えていた。
手術が終わって、日数が経過すると、いろんな不思議に直面することが分かった。
ペースメーカー植込後の生活上の注意事項には、「危険」の文字が溢れていた。
私自身は携帯電話に殆ど依存していないので、使えなくても不便は無いが、世の中、周りを見渡せば、人、人、人・・・と言うより、携帯電話が街中を動き回っているわけで、その中で安全に暮らす事なんか、無理!
かと思ったら・・・・・
ペースメーカーの技術進歩は目覚しく、
携帯電話から22cm以上離す、と言う数値は、最大10年前のペースメーカーを植込んでいる人の場合だそうで、古いタイプのペースメーカーは順次、電池交換の際、新しいものに交換する事も可能だそうだ。
勿論、その場合は最初と同じくらいの値段を取られる訳だが、余裕があれば最新のペースメーカーに交換出来る。
すると最新のペースメーカーを植込んだ私の場合は・・・・
と聴くと。
たとえ電車で隣の人が携帯電話を使っていても、大丈夫らしい。
その人が携帯を持ったまま眠り、肩に寄りかかって来ても大丈夫、らしい。
そうは言っても、四方八方で携帯電話を使われたら、
それだけで気持ち悪くなりそうだ。
都会に生活する人は、革新社会との狭間に苦労が絶えないだろう。
それより一番危惧するのは、生活の足になる車だ。
左ハンドルの車を使っているので、シートベルトがまともに、植込んだ左肩に掛かる。
もしも急ブレーキを踏んだりした時、皮膚が破けるかも・・・なんてな事を言っていたので、タオルやクッションを当てて下さい、とのこと。
う~む。
植込んだペースメーカーは意外と大きく、皮膚が、くっきりはっきりペースメーカーの形に盛り上がっているので、上皮のすぐ下にある事が分かる。
これは想像以上に目立つ!
これだとシートベルトが横にずれただけで、ペースメーカーが動きそうだ。
それにしても、ペースメーカーに関する生活での具体例の対応に関する情報が何と乏しい事が・・・
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