6月の声と共に急に寒くなり、ほどほどに風邪を引いておりますが、壊れてしまったパソコンは、HDDに問題はなく、マザーボードに欠陥が見つかり交換され、約一週間ぶりに戻り、まぁホッとしておりまする
今年の冬は厳しい冬だったので、11月に植えた、山から没収してきた「桑の木」が、大丈夫かと心配していたものの、無事に根付いて新葉を咲かせてくれた。

さすが天然木。この土地の環境に慣れていて、寒さや地面の凍結も何のそのと、丈夫に育ってくれている。
しかし苗木屋で売っている、マルベリーという名前の桑は、どうやらこの地の寒さに勝てず、枯れたようだ。

全く芽を出ないし、葉も出ない・・・
小学生から中学生の頃、私の家の庭には、桑の大木があった。
秋になると沢山の濃い藍色の小さな実をたくさん付けて、それを夢中になって食べたものだ。
枝は道路にまではみ出し、手の届かない実が道路に落ちて、秋になると道路が青紫色に染まっていた。
桑の実は、ザルにとって一気に食べるので、口の中は紫色状態・・・舌も紫になった。
大正時代に建てられた我が家の庭に何故桑の木があったのか? 真相は分からないが、そのたった1本の桑の木は、やがて老木となって切られてしまった。
今苗木屋で売っているのは、大部分が中国産で、

こんなような大きな実を付ける。
しかしこの苗木では、この地の冬の厳寒期を越冬出来ないようだ。
この土地で育った桑の木は、たぶん日本の固有種なのかもしれないが、初夏を迎えて、元気に芽吹いた山桑の木が、これから幾年の歳月をかければ、あの頃のような大樹に成長するのだろうか?
梅雨の時期を向かえたが、不思議な事に、ここは過去に一度も水害に見舞われた事がない。
どんなに長雨になろうとも、道路が冠水したり、床下まで浸水した事は、過去に一度もない。
ひいおじいちゃんが建てた昔の我が家には、錆びた小刀があった。
江戸時代、ここにはお城があったという。
その城跡は今も残っている。
その頃から、ここは一度も地震の被害もなく、洪水の被害もない、穏やかな土地だったようだ。
それなのに鎮守の神社は、わざわざ盛り土になった、こんもりした丘の上に建っている。

早い話、ここは盆地なのね・・・

町への唯一の国道46号の町境にある、一里塚。左右にあって、その間を国道が走っているが、ここは「悪魔の急カーブ」と言われる、横滑り常習道路である。
塩の道として、この旧秋田街道は、盛岡と秋田を結ぶ唯一の道路であった。
勿論、今も唯一。

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