動いている
三ヶ月ぶりの心臓血管外来に行って来た。
雪が舞うという予報だったが、外は昼間でも5度までしか上がらないものの、どうやら雪は降って来なかった。
意外に空いていた診察は、40分ほど待っての事。
先生がいつものように聴診器を胸に当て、心臓の音を聞きながら、
「ちゃんと動いているよ」
と言った。
人間が造ったもの・・・機械はいつか必ず壊れる。
そんな出来事が世間で続いていると、
ペースメーカーは正しく動いているのか?
心筋は規則正しく拍動しているのか?
そんな不安が常に脳裏に浮かぶ。
でもこの先生の耳は、凄いのだ。
心電図を取って初めて分かるような心拍の乱れさえ、聴診器で聞き分ける。
先生は心電図を取る前から、房室ブロックの事を口にしていた。
しかしこれまでは薬で制御してきたが、去年の夏の暑さで限界を向かえた。
だから先生が、「大丈夫、元気に動いてるよ」と言うと、
かなり安心する。
どうやらペースメーカーは肩の筋肉に定着し、パルスを供給するリード線も、
しっかり心筋に留まっている事が確認出来た。
医者というのは大体、首から聴診器を下げているが、開業内科医も心臓の動きを聞き分けられるものなのだろうか?
私の場合、房室ブロックは不規則ではなく、規則的な間隔で心電図に現れる。
その間隔は長く、一定間隔ではない。
しかし先生はその違いを聴診器を当てた瞬間に、即座に聞き分けるのだ。
だから凄いといつも思う。
本院の心臓血管外来は、内科のみ。
弁膜症や心筋症などの外科外来は、循環器医療センターと、分かれているようだ。
先生は、内科の担当医で、外科手術をしない。
チーム・バチスタのような医療ドラマでは、手術と外来は同一で、診察日と手術日が決まっているような設定だが、
ここではそういう事はない。
救急搬送の患者は全て、救命救急から循環器医療センターに回される。
外科手術は、本院でも、救命救急でもしない。
だから心臓手術は24時間体制なのだ。
そして今日は診察で一つ驚いた事が・・・。
何んでも「サルコイドーシス」の検査で、「特定疾患」に認定されたので、
心臓血管外来の診察料は無料だった。
「特定疾患医療受給者証」は、呼吸器科だけなのか思っていたら、
ペースメーカー植込みの指定疾患として同一の扱いになったとの事で、
処方箋も無料だと知った。
呼吸器科には、何かあったら受診して下さいと言われ、
あんまし意味が無いなぁ・・・と思っていたら、
そういう事になっていた。
なるほど、それで毎年申請する必要がある訳だな・・・
他より厳しいのは、そういう事なのか、と。
今日は心臓の動きも良いと言うので、
血圧の利尿剤が1錠から半錠になった。
次回の診察は来年2月。
3月にはペースメーカーの定期検査がある。
それまで動いていますように・・・
« 前田亜季ちゃんの実家、震災で避難 | トップページ | 条件が整えば »
「ペースメーカーからの声」カテゴリの記事
- 冬眠から醒めて(2018.03.01)
- 三分の二(2017.09.06)
- 今年最後の診察(2015.12.04)
- ペースメーカー外来(2015.09.11)
- 指定難病の申請を中止(2015.07.02)
最近のコメント