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2012年3月31日 (土)

アナログテレビ放送終了

難試聴に悩まされて来たアナログ放送も、あと少しで完全に終わる。




うちではデジタルTVは買ってないので、アナログテレビをそのまま使っているが、どんなに引い気目に見ても格安タイプの液晶テレビより映りは良い。

画像の輪郭のボケが無く、キリっとしているし、色彩のムラも無くNTSCの色信号の再現性において、高彩性を十分満たしている。



ISDB-Tは日本独自の方式なのでRGBの再現順位の異なるPALより、マッチしているのだろう。




それはさておき、経済成長とは実に惨い。


自動車なら、年代物でも大事に乗っている人もいるし、中古市場というのもあるが、アナログテレビの末路は…破壊のみ!

まだ使える物をゴミとして葬り去り、国土を汚染してゆく。
経済の為に大量のアナログテレビが廃棄された。

資源として利用されたのはほんの僅かで、あとは一体どこでどう処分されたのか?



そしてアナログ終了と共に、パナソニック、シャープ、ソニーはテレビ事業から撤退した…。


皮肉なものだ。

あれほどデジタル放送を高らかに謳い上げた家電業界が、瞬く間に没落してしまうとは……



次は一体どの産業が消えるのか?
戦後の経済を支えたのは、石炭採掘産業だったが、安い輸入品に押され閉山…。

やがて原油に依存し大都市部での大気汚染が深刻になると、地方に原発を建設。




それが原発全停止で、再び化石燃料に依存する羽目になり、再び都市部は深刻な大気汚染と、燃料の高騰で電気代が上がろうとしている。



もう間もなく、電気の奪い合いが始まる…
電力を制する者が経済を支配する時代が始まるのだ。




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