紫陽花林道
東西日本は梅雨開けしたと言う事で、ものごっつう暑いようですが、
盛岡も今日は真夏日・・・30.0°だったそうですが、当地は28.1°と涼しい風が吹いていたせいでしょうか、少し気温が低かったようです。
そしてちょっと涼みに、樹木林に突入して来ました。
生い茂る針葉樹と落葉広葉樹の森林の道路に入ると、まるで別世界のように「ひんやり」・・・
樹木が日差しを遮ると、こんなにも涼しいのかと、改めて感じて、
目についたのが、紫陽花の小径。
古い携帯で撮ったので、かなり映りが悪いのですが、ずーっと向こうまで紫陽花と松林の共演が続いていました。
昔の話ですが、まだ熱中症という名前が浸透していなかった、1998年8月。
東京に舞台を見に行って、アスファルトの照り返しに驚愕した事を覚えています。
自販機で水分をかなり補給したつもりでしたが、帰りの新幹線に乗る時には、意識が朦朧として、
家にたどり着いて意識が薄れ・・・・
そのまま病院で点滴しながら一晩を過ごし、次の日から1ヶ月間、とにかく毎日毎日、点滴3本打ってもらいに病院に通い、窮地を脱した事がありました。(入院設備が無い個人医院で)
熱中症は手遅れになると死亡するというのは、最近になって知った事で、
当時は私特有の脱水症状だと思っていて、
東京のように、アスファルトだらけの街には住めないし、もう二度と夏に行く事はないと思ったものでした。
もう無理なのでしょうけど、
毎年猛暑日が続いている近年では、もし可能なら落葉広葉樹をたくさん増やすと、それだけで土の場所が増えるし、日陰はかなり涼しいのに・・・と、思ってしまいます。
快適な暮らしのために、どんどん土を奪い、コンクリートやアスファルトで塞いで行くのが、豊かな都市生活だとしたら、電力供給は間に合うのでしょうか?
九州北部豪雨は、大きな被害をもたらしましたが、
ニュースを見ていて気づいた事がありました。
福岡県柳川市矢部川の堤防が決壊した六合付近ですが・・・
この部分を上空からの写真で見ると、
非常に蛇行していますが、川幅が狭いです。
しかも家が川のすぐそばに建っています。拡大して見ると・・・
川の幅に比べて河川敷は約4倍ほどあります。
しかも河川敷の中に、ゴルフ練習場や野球グランド、畑などがありますが、春先の雪解けの時などには、増水して、川幅が倍になり、当然ながら畑もグラウンドも水没します。
しかし水没することを前提にしているので、警報が出ると、とっとと退避する訳です。
結果として、堤防を越えた事は過去に一度もありません。
しかも土手はコンクリートで固める事はしていないのです(予算が無いのでしょう・・・)。
だから今回の川の決壊は驚きでした。
元はもっと河川敷が広かったのかもしれませんが、護岸工事で狭めてしまったのでしょうか?
防げる自然災害の惨禍は、ド田舎暮らしから見ると、意外にたくさんあるような気がしてなりません。
« 暑い日が続いています | トップページ | 心エコー検査 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 色んな敵と格闘(2022.01.23)
- 銀河ラーメン(2018.01.07)
- 快晴なれど(2018.01.04)
- またたく間に過ぎて…へこきむし襲来とインド?(2017.10.24)
- Deep summer syndrome(2017.07.19)
最近のコメント