沈む決断
この10日間、何があったのか余り覚えていない。
ただ漠然と、漫然と、だらだらと、鬱々と・・・
これまで長きに渡り診察して下さっていた主治医の先生が、転勤する。
市内からやや離れた別の精神科専門病院へ赴任すると言う。
私にすれば、この世で唯一、心の中を話せる人であり、唯一の非常口だった。
決断は、遠距離になるが、先生の赴任する新しい病院まで通うか、或いは近くの個人病院にするか、それとも院内の他の先生に引き継ぐか・・・という決断を迫られている。
今の主治医に診てもらう前は、同じ科の他の先生に診てもらっていたが、病名の診断がなかなかつかなかった。
そのため、色々な薬剤を処方されてしまった。
「てんかん」「統合失調症」「躁鬱病」「不安神経症」と目まぐるしく薬が変わったが、一向に病状は落ち着かなくて、一悶着あった。
個人医院へ行ったりしたが、結局、悪化してしまい、再び舞い戻り、今の先生が診察してくれた。
新しい赴任先は高速道路を利用しないと、遠くて時間が掛かるが、私は高速道路の運転自体が怖い。緊張と恐怖を毎回味わうのは、恐ろしい・・・。
かと言って、今の病院の他の先生とは全く面識がない。
個人医院のように、時間を区切って、話をゆっくり聞いてくれないのでは・・・という不安がある。
個人医院では、体調が悪くても、点滴するベッドさえ無い所が無数にあるし、待合室の耳障りな音楽も嫌いだ。
昔の、あのたらい回しのような状態に陥るのかと思うと、
決断は鈍ってしまう・・・。
沈むよな~
ポッカリ
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