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2013年6月 2日 (日)

数字を覚えられない「失数症」

ブラッド・ピットが 「人の顔を覚えられない」相貌失認という症状を患っていると告白したと言うが、
人にはそれぞれ不得手というのがある。

私の場合は、今では不得手・不得意ばかりになってしまい、自慢出来る事は何もない。

その最たるものが、数字を覚えられない「失数症」という、実に困った症状である。
特に誕生日に関しては、自分の誕生日は覚えているものの、その他の人の誕生日が全く覚えられない。
両親や親類縁者、姪や甥、有名人、芸能人に至るまで、どうしても覚えられない。

聞いても忘れるし、紙に書いても、どの紙に書いたかを忘れてしまう。
自宅の電話番号も、携帯の番号も、覚えられない。だから部屋の壁にはいろいろな数字を書いた紙を貼っている。
とにかくすぐ目に付くところに無いと、書いた場所を忘れるし、メモする事が増えると、古いメモ帳の置いた場所さえ忘れてしまう・・・。




高校時代には付き合っていた彼女の誕生日を忘れ、怒られて、別れを告げられ・・・。
誕生日だけでなく、年号とか金額とか、数字は特に覚えられない。
小学校で習う九九や、足し算、引き算さえ、紙に書いたり、指で数えたり・・・・結局、桁が多くなるともはや全滅
かくして小学校の時には算数で0点を取ってしまった事も。


こういう症状を、どうやら「失数症」と言うらしい。



何故こんな事になってしまったのか
原因らしき事は分かっているのだ。

誕生日を覚えられないそもそもの原因は───


私は小学校卒業まで、自分の誕生日を間違って教えられた事にある。
そもそも小学校の通信簿には、10月21日と記載されていたし、何かと頻繁にお世話になった病院で見せる保険証にも10月21日と記載されていた。

そして毎年恒例のお誕生日会も、私は自宅に同級生を呼んで、10月21日に誕生日会を開いていた。
更に、小学校の卒業証書にも同じ日付が書かれている。


しかーし
中学校への入学願書で、初めて自分の誕生日が10月22日だと知って、あらまぁ・・・ビックリ
私が信じて来たこれまでの誕生日は、一体なに
なんで一日間違っていたのか?
明治時代や、終戦後のゴタゴタの時期でもないのに、どうして戸籍から書き写す時、間違ったのか?
しかもそれが延々、小学校卒業まで続いてしまった訳で、閏年生まれでもないのに、これは誰の責任?


なんてな事はほとんど考えもせず、
「こりゃすげぇー!」と驚いて、この話は簡単に終わってしまったが・・・
私の中では、もしや10月23日がほんとの本当ではないか・・・? という疑念が今も渦巻いている

どうやらそれ以降、元々苦手だった数字が、とことん嫌いになってしまい、覚えようと努力すれども、全く覚えられないという最悪の状態を固持したまま現在に至る訳だ。
戸籍原本が正しい───というのは、実は誰にも確かめられないのでは・・・
当の本人は覚えてないし、出生届も、役所の原本も最初は手書きだし、入力間違いや、書き込み間違いがひょっとしたらあるかもしれない。

両親にこの事態を聞いても、全く覚えていないようで、今となっては遙か夢の中の出来事のようでもある。
従って、暗算なんてとんでもない神業であり、簡単な計算も電卓依存で、難しい計算には一切関わり合いたくござんせん
Photo




しかし、当時は体育の方が苦手で、

Photo_2
棒(竹)登りとロープ登りは、クラスで私一人、出来なかった

なので、小学校時代の通信簿は体育が6年間毎回2(5段階評価で)・・・、中学時代は運動会をズル休みしてました。
結局、努力しても、出来ないものは出来ない という事でしょうか・・・







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