4診
冷房の効いていない院内は、茹だるような蒸し暑さだった。
外以上に、密閉され、換気もない病院と言うのは、毎回、汗だく
おかげで持って行ったタオル1枚では足りず、売店で汗ふきタオルを1枚買ってしまった・・・。
精神科は28日ぶり。午後は皮膚科によって、久々に紫外線治療を受け、家に辿り着いたら、ぐったりたり・・・。
塩の塊が、肌中に見えるくらい、どどーっと疲れた
精神科・・・。
前回の診察で、同じ『院内の心療内科に行ったら。呼吸器も診てもらってるようだし』と、4月からの新しい先生に言われ、それは診療放棄か?
と耳を疑った。
やたらと注文の多い先生で、言った事は実行しなさい、と威圧的な口調ばかりで、看護責任の看護師に、「あの先生では辛いです」と話し、改めて4診に行く事になった。
1診は新患専門。2診と3診は長期再来で、4診は症状の安定した、薬だけが欲しい人の診察。
昨日は4診の若い先生だった。
電子カルテには診療状況が入っているが、すべからく最初から話さなければならないのは、辛い。
しかし相変わらずその先生も、押しつける言葉ばかり。
盛岡で集いがあるから出て来なさい、とか、将来の事真剣に考えなきゃダメですよ、など、
やはり押しつけてくる。
それは十分わかっているし、やがて一人になると言うのも分かっている。
「孤独死」とか「孤立死」とか、日々散々報道されれば、それは身に沁みて、自分の事だとも分かっている。
その恐さにこの何年かで、やっと目をそらさず向かい合えるようになったばかり。
それなのに、また振り出しに戻すのか・・・。
今の精神科のガイドラインは、とにかく社会参加させ、成果を上げる事なのか・・・
私にすれば、現状維持で精一杯なのに、他人の視線を気にしながら、或いは他人の見る目を気にしながら、察知する事はとてつもなく難しい事。
相手が何を考えているのか分からないと、気になって気になって仕方がない。
悪意を持っていないか? 不信感を持っていないか? 何か疑われていないか? 陰で悪口を言っていないか?
疑心暗鬼を抱くと、不安で恐ろしくなる。
でもここでこの病院をやめて、他へ移っても、再び過去の二の舞になる事を、十分学んだ。
個人の開業医や、他の病院はもっと対応が酷い事も知っているので、ここから逃げるつもりはない。
昨日で金曜日の4診は終わった。
次回は1ヶ月後、木曜の4診担当医に変わる。
個々の先生で診療方針が違うは分かるが、患者は医師を選べないのだろうか・・・?
何故私だけ4月から、あの先生になったのか?
一緒に診てもらっていた人達は別の先生・別の曜日に移ったと言うのに、何故私だけが取り残されたのか?
その真意は分からないが、
長くお世話になる先生だから、私は医師を選びたい。
それが自分自身を救う道だと思うから・・・。
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