覚悟して病院
これまでと打って変って、朝から大粒の雨降りの金曜日‥‥
多分、今年の夏、初めての本気の雨
これが、一昨日や、先週だったら…と、ちょっと残念。
先週、台風が三陸沖を北上する時は、エリアメールが届き、
避難準備してくださいと、再三警報が出たのに、
今回は、全く音沙汰無し 果てさて、どういう事なのか…この仕組みはさっぱり分からない
台風北上の時は、この辺は殆ど雨が降らなかったのだが…
しかし、最初の台風が抜けたあと、きっつ~~い暑さが襲来した
突き刺さる程の強い日差しの中、
雨も殆ど降らず、安心していた先週‥‥
新しい精神科クリニックは、盛岡市内ではないので、
国道ではなく、近道の峠越えを毎回利用する
三週間ぶりに精神科クリニックへ行ったのだが、
峠を越えると、隣街は、激・暑い~~!!
それでも危機意識はあって、計4本‥‥2リットル分のペット飲料で水分を補給
鉢巻きタオルが2本、汗でびっしょり
もう車から降りて買い物するのも、薬局で薬を受け取るのも、ぐったり…うんざり…
帰宅した時には、頭が朦朧とする状態で、もはや汗も出ないほど‥‥
一番汗をかく、首の周りに、汗が蒸発した後に出来る塩の結晶…ナトリウムの粒がポロポロ
斯くして、すっかり夏バテを起こし、週末を過ごす事に
病院行きがたて込んで来た途端、連日の暑さでバテバテ‥‥
しかし本当の厳重注意は、一昨日の肝臓内科の検査だった~~
今夏、地元は3回ほど、30度を越えたが、
ちょっと内陸というだけで、盛岡は連日30度越えが続いている
しかも設備は充実しているが、建物は古い大学病院は、余り冷房が効いていないのだ。
前日から覚悟して、替えのタオルを2枚と、着替えのTシャツまでも1枚カバンに入れて、
午後からの検査に向かった。
案の定、市内は猛々と、鬱陶しい暑さ
取り敢えず、屋根付きの駐車場が空いていたので車を止めて、
きっちり受付時間に病院の外来に到着
私にとっては、全身の造影CT検査は、ペースメーカを植込んでから初めての事。
もう既に、還暦に、足の爪先の影がちょっぴり入りかけている年齢だし、
こういう機会でもないと、中々検査出来ない。
脳の血管とか、心臓の血管とか、MRIが出来れば簡単なんだけど、
ペースメーカが対応していないので、
今回、無理を言って、頭の血管造影CTも撮影してもらう事になった
まず検査の前に点滴をすると言うので、
言われるまま、処置室のベッドに横になると、
用意されたのは、重炭酸リンゲル液「ビカネイト輸液」‥‥
点滴反射と言うか、夏バテの余波もあって、瞬く間に寝入ってしまい、
「検査に行きますよ…」と起こされたのは、かれこれ1時間以上経っていた~~
この病院では過去に、MRI検査をした事があるが、
CT検査はいつも隣接する循環器センターでするので、本院のCT室は初めて‥‥
しかも血管造影ともなると、20代に一度した事があるが、それ以降、久方ぶりだ。
これが又、遠い‥‥
点滴スタンドを押しながら、長い長い通路を行くと、CT室が4室。
本来の目的は、肝臓、膵臓、心臓、腎臓と、大腸・小腸の造影検査なので、
順番が来れば直ぐ始まるはずが、
ペースメーカ外来の専門医が、ちょい忙しく、循環器センターからまだ来ていない、
と言う事で、ざっくりと40分程、待たされる事に‥‥ 冷房は効いているのだが、私は待っている間も、タオルで汗を拭き、
扇子でパタパタ~~
扇子は有り難い!これぞ日本文化の粋な道具!!
さてようやく、ペースメーカの検査機器を持って、専門医が来たので、
ようやく検査の始まり。
服は来たまま。
スポンをちょっい下げる程度。
造影剤の点滴は、現在進行形の点滴に混入させるのかと思いきや、
看護師ではなく、医師でないと出来ないとの事で、太い血管から一気に注入するとの事。
その際、物凄く、全身がカッカッと熱くなるらしい~~おやおや‥‥
使用CT装置は、64列マルチスライス型と言うもの。
身体の固定も、頭の固定もなく、医師が造影剤を注入
造影剤は、イオメロン350注シリンジ135mL。
造影剤:イオメロン350注シリンジには、50mL、75mL、100mL、135mLと4種類あるが、私が注入したのは一番大きい135mL。
これが凄い
最初、頭がギャボーっと熱い 続いて身体がボボボーーッと熱い 熱さは尾骶骨まで行き渡り、しばしボボーっと熱い
こ、これは初体験だぁ~~~
直ぐに頭部CTの撮影。
ペースメーカの動作具合を確認し、今度は腹部から下の撮影と、ペースメーカを避けて2回に別け撮影。
ペースメーカをCTで撮影すると、反射して、非常に眩しく輝くので、周辺の血管は全く確認出来ない。
従って、一気に撮影するのではなく、ペースメーカ植込み部位と、心臓のリード線固着部位を避けて撮影された。
撮影が終わる頃には、造影剤による熱感は、収まり、平常に戻っていた。
考えれば、点滴してる最中に、上着を脱ぐというのは、やや無理がある。
Tシャツにはボタンが付いているので、どうするのかと思いきや、
なるほど、首の周辺は撮影しないのね~~~って、終わってから気づいた‥‥
CT室から外来に戻って来ても、点滴はまだ少し残っている。
看護師に「これもう取ってもいいんでしょうか?」と訊くと、
処置室の椅子で、全部落ちるまで待つ事に‥‥
そこで周りに看護師さんが数人いたので、訊いてみた。
「この点滴って…、重炭酸リンゲル液って何のためにするんですか?」と尋ねた。
すると、
全員、ハッキリとは分からないらしい。
Σ( ̄ロ ̄lll)
そこでネットで調べても、生理食塩水っポイのだが、電解質および水分補給という至って普通のようだ。
それが何故、血管造影時に必要なのかは、全く分からない。
斯くして、少し、熱中症気味になりながら、車のエアコン最大で、どうにか午後6時過ぎに帰宅。
太陽が山脈の稜線に隠れた途端、涼しい空気が漂い、激署の中の病院検査は終わった‥‥
もう二度と脱水で入院はしたくないので、
がっつり水分・塩分補給
やれやれ、超汗っかきには、辛い夏である。
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