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カテゴリー「ニュース」の記事

2011年3月30日 (水)

超高圧セメントミルクで固めたら・・・どうよ

福島第1原発で放射能漏れが起こり、建屋が爆発して、炉心の温度が上がって、海水をぶっかけて・・・
そしたらその水が放射能の汚染されていて、更に燃料棒が溶融して、プルトニウムが溶け出して、排水口から海水に流れ込んで・・・・

収拾するどころか、どんどん極限へ悪化してる。
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フランスに応援頼んだのは良いとして、これからどうするかって時に、

原子炉に隣接するタービン建屋の地下には「残留熱除去系」など原子炉本来の効率的な冷却機能復旧に重要な配電盤や電源ケーブルが存在しているものの、放射能レベルが高くて危険。
2、3号機は復水器が満水状態な上に、復水器の水を移す「復水貯蔵タンク」も満水。

近くに穴を掘って移すとか、タンカーを横づけして移すとか、挙げ句の果てに吸着剤の紙で吸うとか、出来そうだが、段々幼稚になってるし・・・。だいたいそれをやるのは誰 相当作業員の被曝リスクは高いので、「死んでくれ」と言ってるようなもの。


そこでサラーッと考えてみても、直ぐに思いつく方法がある。


要するに、原子炉周辺には水がたくさんあって、これ以上冷やせないし、溢れた水が排水口からどんどん外に出てる訳だから、いっその事、格納容器の中にセメントを流し込んで、汚染水ごと固めたらどうよ

水が溢れた状態ではセメントは固まらないと思っているかもしれないが、
ところがどっこい、固まるものがあるのだなこれが

『セメントミルク』と言って、これは水と反応して固まるセメントで、昔、青函トンネルの掘削作業中に、海水が溢れ出してトンネル工事が出来なくなった時に開発された、優れもの。


最も最新のものは、アルミナセメント+硫酸アルミニウムで出来ていて、これを超高圧で注入すると、アッという間に固まる。
これを放射能汚染水の中に超高圧で噴射して、原子炉本体と建屋の中をセメントミルクで埋め尽くせば、簡単なような気がするんだけど、ド素人考えかな・・・
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超速乾接着剤のように超高圧でセメントミルクを吹き付けると、直ぐコンクリート化する。


あとはゆっくり固まったコンクリートの上から水を掛けていれば、一年もすれば少し落ち着くんじゃないかなと。


それからちょっと気づいたんだが、
『放射性物質を含んだ粉塵が拡散するのを防ぐため、合成樹脂を主成分とする液体を散布すると発表』と出たが、それってもしや、犬とか猫を室内で飼っている時に、尿を砂ごと固める薬剤の事かな? テレビ局が賢明に説明していたけど、

しっかり固める猫砂。475円 (税込 498 円)

に何か似てるような発想だけど、大丈夫か?



サンデー毎日緊急増刊 東日本大震災 2011年 04月号

2010年12月26日 (日)

統合失調症患者…受け入れ先なく死亡〜東京

大都市東京で再び無惨な病人「たらい回し」死亡事件が起こっていた。

【毎日新聞 2010年12月26日付】
▶東京都東久留米市で昨年2月、体調不良を訴えた統合失調症の男性(当時44歳)が救急搬送されずに腸閉塞(へいそく)で死亡した。救急隊は2時間半にわたり受け入れ先を探したが、13病院に受け入れられず搬送を断念した。「精神科などの専門医がいない」「病床がない」などが病院側の理由だった。高齢化や自殺未遂で精神障害者が身体疾患にかかるケースが増えているが、両方の症状を診られる病院が少ないため搬送が難航している。精神と身体の合併症患者を受け入れる体制の不備が浮かび上がった。
Photo

事態のあらましはこうだ・・・

 昨年2月14日(土)20・00すぎ 男性が母親に「具合が悪いから医者に連れていってくれる?」と訴える。
 病院は医師などの配置が手薄な休日・夜間体制。
  ↓
 21・55 母親が119番通報。
  ↓
 22・00ごろ 東久留米市消防本部(現在は東京消防庁に編入)の救急車が自宅に到着。
  ↓
 22・40 母親の呼びかけに応答なし。
  ↓
 救急隊員はすぐに生命にかかわる重症ではないが、意識障害があるとみて2次救急医療機関への搬送が必要と判断。自宅前に救急車を止めたまま内科や脳外科がある救急病院に対し、両親から聞いた本人の病歴を伝えた上で、受け入れを要請する電話をかけ始める。
  ↓
 翌15日(日)深夜1・10 13カ所目の病院に受け入れを断られ、搬送を断念。
 救急隊は容体に変化がないとして3次救急医療機関には受け入れ要請せず、男性を自宅へ運び入れる。
  ↓
 9・00ごろ 母親が同じ消防本部に「病院を探してほしい」と連絡し、消防も探したが見つからない。
 その後、父親が男性の通院先の精神科病院へ行き、治療を頼んだが「休日で対応できない」と断られる。
  ↓
 両親はほかに2カ所の病院に電話で受け入れを依頼したが、これも断られる。
  ↓
 14・00 男性の心臓が動いていないことに気づいた両親が119番通報したが、すでに死亡。
  ↓
 大学病院での解剖の結果、死因は腸閉塞と判明した。


 東京消防庁の記録によると、救急隊員が受け入れ要請した13病院の内訳は…

▽総合病院5
▽大学病院4
▽精神科病院3
▽都立病院1。

断った理由は…

▽「専門外」(精神科などの専門医がいない)5
▽理由が不明確な「受け付けられず」4
▽「満床」4--だった。

 このうち要請記録が残っていた2病院が取材に応じ、当時の状況を説明した。

 多摩地区の精神科病院は救急隊が連絡した患者の容体から「脳などの疾患が疑われる」と判断。検査設備や医療機器がないため受け入れを断り、検査ができる他の病院へ運ぶよう頼んだという。

 多摩地区の大学病院は救急隊から連絡があった時、すでに他の救急患者の治療をしていた。「対応できるベッドが空いていなかった」という。

 このほか複数の病院が今回のケースではなく、一般的な事情を説明した。
 総合病院や大学病院によると▽休日や夜間はスタッフが少なく、治療後も目が離せない精神疾患に対応するのは困難▽当直医が精神障害者の診療で苦労した経験がある--などの理由で受け入れられないという。

【ここまで引用: 写真は本文とは関係ありません】
354528
妊婦たらい回し事件が記憶に残る

理由はどうあれ、2次救急で断られた時点で、何故第3次救急に搬送しなかったのか?
そもそもこの患者が通院していた精神科病院が最も患者の事を知っているはずなのに、休日だから対応出来ないとはどういう事なのか?
たとえ休日であろうと、もし入院病室のある病院なら、医者は居るはずだし、深夜に受け入れていれば少なくとも患者から具合を聴く事が出来たはずである。
その結果、検査が必要となれば直ぐに第3次救急に搬送出来たのではないか。

つまりこの精神科病院は、今流行の薬だけ出す病院だったと言う事だ。
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近年増え続ける歯科医院のような、テナント・メンタルクリニック

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無機質な診察室と待合室。点滴さえ出来ないクリニックが乱立。

精神科はメンタルクリニックなどと「はいからな」名前を付けて、盛んに開業する医師が増えているが、何度も言う通り、臨床経験の無い精神科医に統合失調症などの精神疾患は治せない。


第3次救急なら、精神科も内科もスタンバイしているし、入院病棟があるので、それ以外の疾患の場合も当直医が待機している。
そもそも大学病院と言うのは名ばかりで、多疾患に関する臨床経験が乏しい医者ばかりが頭を揃えているのが、東京の救命救急医療の盲点とも言える。
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心療内科医は増え続ける。

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手術ばかりの腕を競うドラマや、利益優先の病院経営のドラマばかりが乱造されるテレビや映画の世界が、その傾向に拍車を掛けている。
これはメディアにも多大な責任があるのだ!


そもそも第3次救急とは、病院経営とは切り離した考えの基礎に成り立たなければならない。こういう類の病院は都道府県の責任で整備しなければ、いつまで経っても経営ばかりを優先させる医療が乱立するばかりなのだ。

救命救急を併設しているなら、救命救急の医療専門スタッフを用意するべきなのだ。彼らが24時間体制で、専門に3次救急のみを受け入れる。当然ながら病棟を持ち、急性期を過ぎたら、併設の外来病棟へ移すという体制をきずかなくてはならないのに、何故、あれほど巨大病院が林立する東京で、このような「たらい回し」事件が起こるのか、全く理解に苦しむ。
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優雅な待合室は必要なのか・・・

巨大に成りすぎた過密都市東京は、医療が分散し、病院の経営ばかりを気にし、救急医療の集約が劣悪な状態であると言える。


これからも患者の置き去り死が止まる事は無いだろう・・・
東京の孤独死は、心に痛手を負った患者が、葬り去られている現実でもある。
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それでも今日も精神疾患患者の救急要請に出動する・・・

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2010年11月28日 (日)

ファロー四徴症は生後すぐの手術で完治できる

ファロー四徴症。

あまり聞き慣れない病名だが、この病気について、地元テレビの特番が放送されたので見る事が出来た。

ファロー四徴症とは…先天性心疾患の一つで、右心室と左心室の間の孔(心室中隔欠損),右室~肺動脈の狭小化(肺動脈狭窄),右心室壁の肥厚(右室肥大),本来左心室から出ている大動脈が右心室と左心室の両方にまたがって出ている状態(大動脈騎乗)を指しており、肺動脈に流れるはずの酸素含量の少ない静脈血が肺動脈狭窄と心室中隔欠損のため右心室から左心室を経由して大動脈へ流れ込んでしまうため、動脈血中の酸素含量が低下し,低酸素血症(チアノーゼ)が発生する。

酸素化が不十分な血液が流れるために皮膚や唇が青紫色になり、これがチアノーゼという状態で、啼泣時や運動時には手足をバタバタさせるなどの低酸素状態に陥る。


このファロー四徴症には根治手術が可能と言う事だが、生後すぐには本来出来ないらしい。(三日後だったか三ヶ月後だったたか忘れたが…)

だが岩手医科大学付属病院循環器外科では、このファロー四徴症の根治手術を、生後すぐに行い完治させていると言うのだ。
しかもこの病気はある程度出産前から超音波検査で分かる症例も多く、出産と同時にNICUに移され、手術の準備が進められると言う。

驚いたのは、この病院の先天性心疾患に対する早期NICUは、28年前からスタートし、現在では120件の手術例が行われており、その設備は東北・北海道で最大だと言う事だった。

手術を担当する医師は、若い時からこの先天性心疾患に取り組み、それをサポートする医師や看護婦もその道のエキスパートだと言う。

他の多くの病院では生後1年以上経過しないと手術はしないとか、手術そのものの例が無いと言う事で、赤ちゃんは長い期間苦しむ事になるのだが、ここでは僅か1回の手術で完治可能だと言う。

この手術の困難なのは、生後すぐの赤ちゃんの心臓は、大人の親指ほどの大きさしかなく、手術は非常に難しいのだとか…。しかしだからこそ医師の技術と経験がものを言うのだと思った。


岩手の病院が何故日本でも数少ない困難な手術を多数成功させているのか?

その疑問に私はすぐに答えられた。

私自身、付属循環器医療センターに入院し、心臓ペースメーカーの植込み手術を受けたが、心臓病手術に関しては日本でも有数だと知っていた。

他の多くは国立循環器病センターの系統で、他には唯一、静岡こども病院とここだけが高度な心臓病手術の設備と実績を持っていた。数年前、肺水腫からの急性心不全で担ぎ込まれた時、その事を知った。

だが不思議だったのは、病室が少ない事。

特に子供は入院していなかった事だ。

その疑問が今回の入院と、番組で、初めて分かった。
小児の心臓病は本院の循環器外科が担当しているのだ。どうりで外来を訪れていても、子供は勿論、20歳ぐらいまでの若い人は誰も診察に来ていない訳だ。

そもそも何故、盛岡にこんなにも高度な設備の医療設備と卓越した医師が存在するのか?と言う疑問も、今回のテレビ番組で初めて知った。

大都市と違い、地方は圧倒的に医師が少ないし、移動にも時間が掛かる。

その為、医療を分散させていても意味が無いのだ。だから一カ所に医療基地を集中させる事によって県民の命を守ろうとしているのだ。

東京のように病院はたくさんあっても、どの病院に行ったらいいか分からず、適切な治療を受けられず、命を落とすケースがある。医者も設備も分散し、たらい回しにされる現実。医療ドラマのように、病院の名声と収益最優先の考えがある限り、救える命も救えない。

ここではどの患者にも最善を尽くす。

その為に県内の医療関係者が集中し治療に当たる。

妊婦に関しては、県内全ての妊婦の情報をここに集約し、いつでも入院・出産・手術が出来る態勢にある。


だから救急車は躊躇う事なく、ここの救命救急センターに運ばれて来る。ここでは患者を拒否する事は無い。

何故なら、ここが最後の命の砦なのだから。

「来る者拒まず」

ここに医療の原点がある!

番組で紹介された赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で、ファロー四徴症が認められた為、入院して出産の日を待った。そして出産と同時にNICUに移され、生後すぐ根治手術が行われ、赤ちゃんは元気になった。
母親と父親の安心した顔が映された…。

先天性心疾患の赤ちゃんは年間40万人。その中で、ファロー四徴症は100人に1人の割合で生まれているとも言う。

しかし根治させる事が出来る病気でもある。

ここ岩手では根治治療への取り組みが既に28年も前から始まっていた事に誇りを持った。

循環器医療センターのスタッフに、私は改めてお礼を言いたい。

「助けてくれて、ありがとう。私の心臓はちゃんと動いています」

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2010年2月25日 (木)

地デジ難視対策衛星放送スタート

地上アナログ放送の終了まで、あと1年半。

岩手県の地上デジタル放送の普及率が発表になり、

広い県土が災いして、普及率は全国最下位となっている。


県全体では87%をカバーしているそうだが、

中継局があと23ヶ所も必要だと言うから、

全国最低年収の県民も、

放送局も、県や自治体も、

難儀している訳だ。



そんでもって、どうにも2011年7月24日までには

間に合いそうもない。



そこで急遽前倒しで、

BS放送による地デジ難視対策衛星放送がスタートした。


もちろん全国を対象にして。


各BSチューナーのBSデジタルの番組表を表示させると、

新しいチャンネルが追加されている事が分かる。


しかし見ようとすると、「地デジ難視対策用」と画面に出て、

当然ながら映らない。


チャンネル構成は東京民放5局とNHK2局で、

しばしの間、東京のチャンネルをそのまま流すと言う。

但し、CMやテレビ局の案内は差し替えられる。



また、受信するには、Dpa 社団法人 デジタル放送推進協会

に申請が必要で、誰でも見られる訳ではない。

また、画質もHVではなく、通常放送である。


このDPAパッケージ は待機していた放送衛星BSAT-3aから

初めて放送されている。



詳細データ::

It TP No,BS-17.
12.03436GHz.
NHK G(tokyo) No,291ch.
NHK ETV(tokyo) No,292ch.
NTV( Nihon TV: tokyo) No,294ch.
TV Asahi(tokyo) No,295ch.
TBS(tokyo) No,296ch.
TV Tokyo(tokyo) No,297ch.
Fuji TV(tokyo) No,298ch.


ISDB, SR28860 / FEC2/3.

ALL encoded by Multi 2.

2009年12月 8日 (火)

C型肝炎の新治療法、既に臨床段階へ

script_afpbb_news,http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/ameba/js/utf8/4993000/86a449bcff58cc9fd9be4957a282ea31.js
生物医学研究基金によると、C型肝炎ウイルスに感染した4匹のチンパンジーのうち、この治療薬を多く投与した2匹で、血液と肝臓におけるウイルスレベルが350倍も低下した。

 既に、臨床試験の第1段階が健康体のボランティアに対して行われているという。

この種の治療法が臨床段階に進んだのは初めて。

この論文が掲載されたのは、3日の米科学誌サイエンス電子版「Science Express」。
デンマークの生物製薬会社サンタリス・ファーマ(Santaris Pharma)が開発した。

日本でも先月26日、肝炎対策基本法案が衆院を通過し、今国会で成立する見通しになった。
副作用がきついインターフェロン治療に変わる新治療法として、期待せずにはいられない。


医学の進歩は、必ずあなたを助けます。

2009年11月26日 (木)

事業仕分け~次世代スーパーコンピュータは本当に必要か?

ノーベル賞受賞者や科学者がこぞって批判会見をした、政府の行政刷新会議の「事業仕分け」で、科学技術予算を削減する判定。読売新聞の社説にも、「科学技術立国の基礎の崩壊、学術文化の喪失に至る」と指摘している。

確かにこれまでは、2002年に日本のスパコンが計算速度で世界1位になった。だが2年半で抜かれ、今は31位。背後には中国、韓国が保有するスパコンも迫っている。科学者や研究者にすれば、次世代スパコンの予算削減はさぞや歯がゆい事だろう。何せ自分たちの仕事も無くなるし、基礎研究を他国に占有されかねないのだから。


だが待てよ、と。何故世界一でなくてはならないのか?科学の進歩は、科学者たちの自己満足の為のものでは無い。研究開発は少なくとも日本の人々の為のものでなくてはならないし、ましてや世界の為のものでなければ何の意味も無い。

そんな研究者たちの自己満足の為に膨大な費用の掛かる次世代スパコンが果たして本当に必要なのか?

今必要とされる技術、これから必要とされる技術の開発に研究費をつぎ込む時代ではないのか? だいたい次世代スパコンを開発したから、それがどんな利益に結びつくのか。半導体の開発と言うが、現実は韓国に負け、台湾メーカーに提携を打診するまでに落ち込んだ日本の半導体技術。どんなに高性能でも、安くなければ売れない。

これまで日本のメーカーは、国内の消費に支えられ、海外など相手にして来なかった。

しかし国内の需要が落ちた今、慌てて海外に目を向けたが、そこには立ちはだかる巨大企業がいた。韓国のサムソン電子とLGだ。


もはやのんびり科学者の自己満足の為に、次世代スパコンの開発に予算を充当してる時代は終焉した。

現実はもっと厳しい。日本がこれから売り込もうとしている中国でも、韓国企業のシェアは圧倒的だ。国内だけに目を向け、海外での販売戦略を怠慢にして来た日本の電気大手メーカー各社。


日本の利益に全く結びつかない次世代スパコンの開発。

世界市場から追い出される日本の家電メーカー。


彼らは、確実に世界から取り残される。そして落日の時を迎えるのは、もはや防ぎようのない事実である。


世界に売れるものを作れ!

韓国メーカーの世界戦略に学べ!


松下哲学は、もう古いと言う事を、パナソニックの社員なら身に沁みて感じているはず。富士通もNECも野心的だった15年前を思い出せ。科学者たちよ、本当に次世代スパコンが必要なら、発熱する半導体ではなく、熱を吸収する素子を作れ!

ジョセフソン素子は本当にダメなのか?次世代スパコンの性能をも上回るジョセフソンコンピュータは開発が止まったままだ。制御が難しく、この研究をしているのは日本とアメリカのみ。ジョセフソン素子を使えば、演算速度は10倍、電力量は100分の1にもなるといわれている。そのため現在の半導体素子では実現できない超高速のコンピュータを実現できる半導体素子なのだ。


次世代スパコン程度ならすぐ韓国や中国、台湾メーカーが追いつく。そんな小手先の技術開発に多額の予算を計上してどうする。

日本国内だけに目を向け、自民党政権の下、手厚く保護されて来た家電大手。その結果、一体どんな製品を作って来たか?


大型液晶テレビ・・・・消費電力が300Wにもなる42型。

冷蔵庫・・・・効率が良く電気代が安いと言うが、新しい冷蔵庫で元が取れる日は来ない。

ハイブリット車・・・・結局ガソリン使うし、値段は高いし、それにレギュラーガソリン入れたら燃費悪い。

消費税・・・・上げたら誰も買わなくなる。それより軽自動車税を上げろ。地方が潤う。

スカパーHD・・・・対応チューナーはソニー製だけ。他メーカーは知らんぷり。

等々。


これだけ無駄なものを作り、儲かるものしか作らない。電気・家電業界も自動車業界も手厚く自民党政治家に保護されて来て、やっぱりデフレになりました、と言い出した。当たり前だろ。

国内がダメなので海外へ・・・・と思ったら、もう韓国勢に占有され、日本はカヤの外。知名度も人気も没落していたと言う、実に「浦島太郎」を地でゆく有り様。


誰も知らなかったのか?


2001年10月12日に韓国国会に提出されていた先の第二次大戦下における日本による強制動員などの真相調査を求める法案が2004年2月13日、可決成立した事を。

韓国の教科書には「従軍慰安婦」の記述がしっかりある事を。



韓国が日本よりはるか先を走る事例がある。

ノア流星群の神々-南米の地上デジタル
自民党政権時代、麻生前首相が自ら出向き、欧州・アメリカの地上デジタル方式を抑え、日本方式を売り込んだ結果、南米大陸の大国五カ国が日本方式を採用した。この背景には、南米各国の歴史的背景がある。

アメリカの指示のもと、安い賃金労働者として過酷な状況下で働き、ヨーロッパの植民地になった国もある。今もなおフランス領が存在するのも事実。

従って、地上デジタル方式まで握られたらと言う嫌悪感があった。そこへ日本方式を売り込んだ。現在未定の国も日本方式を採用する公算は高い。


世界には、地上デジタル方式は欧州・アメリカ・日本の3方式しかない。フィリピンも日本方式を採用する公算は高い。だが中国、韓国は独自方式で、一部欧州のDVB-Tを採用している。いずれも日本方式を追い出した要因には過去の忌まわしい占領下の国と、占領した国と言う記憶が色濃い事は明白だ。


せっかく日本方式を採用した南米五ヶ国だが、ここにとんでもない誤算だあった。


ノア流星群の神々-シェア
なんとブラジルでの日本メーカーのシェアは、僅か20%。対して韓国メーカーのシェアは60%。パナソニックに至ってはフィリップスの半分しかない。まさに惨敗状態。

国内だけに目を向け、世界戦略を怠った結果である。

日本方式のテレビを南米大陸で販売するのは、自国では無く韓国だ。これだから日本は目先のことしか考えない製品ばかり作る。売れなくなれば次の規格を勝手に作り、目先の利益に走る。そうやっているうちに、韓国メーカーに追い越され、台湾メーカーに助けを求め、もうすぐ中国にも抜かれるだろう。


何故自前の規格や技術を自前で売れないのか?


半導体分野ではアメリカのシリコンバレーを追い抜いた。高性能の大規模集積回路も作った。それなのに何故こんなにも簡単に韓国にシェアを占領されたのか?

次世代スパコンを作っても、すぐ韓国に追い越されるのは明白。

そんなものに国が多額の予算を計上する必要がどこにあるのか。


日本人に売れる製品より、世界で売れる製品を作れ!

技術者の自己満足の為に作るのではなく、世界の人々の為の物を作れ!

自民党による過保護の時代は終わった。


読売新聞:11月22日の社説「スパコン凍結 科学技術立国の屋台骨が傾く」は、肝心な事を忘れている。

日本は科学技術立国だったかもしれないが、国民がその恩恵を受けて来ただろうか? 技術は確かにあった。しかし製品にしたのは賃金の安い海外。国内では賃金が高く、製品に出来ない。競争力に負ける。結果的に人員整理とリストラの嵐。賃金カット。ボーナス減額・・・・

競争力は技術ではなく、製品だ。安く作ってこそ雇用が守れるのだ。

技術力など二番煎じでいい。安く作れば物は売れる。世界で韓国勢と戦える。


さもなくば、日本製品は世界でも売れなくなる。


国民も安い賃金でもいいから、働けるし、職を失うこともなくなる。


日本の没落は近い。

そこから這い上がれるのはスパコンなどでは決して有り得ない。

戦争で日本に痛めつけられた韓国人は、過去の苦しみを決して忘れてはいない。

韓国の底力はこれからだ。いよいよ満を次して現代自動車が日本に格安車を投入して来るだろう。格安の液晶テレビは既に日本製品を圧倒している。


おお、見えるぞ。近い将来の日本人の姿が。

韓国企業の下請けとして低賃金で働く姿が―――

と言うか、もう働いてる人がいるし。



2009年11月24日 (火)

老朽化F-4EJの代替次期戦闘機に、F35を採用か

航空自衛隊の戦闘機と言って、真っ先に思い出すのは、
あの真夏の遠い過去の出来事・・・

札幌から東京に向かっていた、全日空の旅客機ボーイング727と

仙台松島所属の自衛隊機F-86Fが、空中衝突!
162名が犠牲になった。


1971年の真夏の出来事である。


それは正に、私の住む所の真上で起こった惨劇だった。
真昼の暑い夏、突然、ドカーン! と言う轟音が響きわたった。

見上げた青空の中──
白煙を上げて、空中分解した旅客機の機体が、落ちて来た。

盛岡近郊のこの辺は、ちょうど西の航空路で、風の穏やかな日は、
飛行機が、UFOのようにキラキラしながら飛んでゆく姿が見える。

ジェットの雲の尾を引きながら、羽田方面へ向かう飛行機だ。

あれから長い年月が流れた。


この事故のあと、自衛隊機にもフライトレコーダー搭載が義務化され、

「空中衝突防止装置(TCAS)」が開発された。



今も、三沢の米軍基地から戦闘機が時々上空を飛来する。

その後、自衛隊の訓練空域が変更され、空中衝突の危険はなくなったが、

それでも自衛隊には、あの事故を決して忘れては欲しくないのだ。


script_afpbb_news,http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/ameba/js/utf8/4949000/0d92a0cdefc82983cff4129ea4db05f4.js

2009年11月17日 (火)

台湾TASネットワーク視聴開始

なぜだか雨続きのこの頃。

と思っていたら、雪が降って来た。


クリスマスツリー雪雪雪雪雪雪雪雪。


そんな中、故障していたアンテナが、ようやく修理改良を終わり、

何とかV偏波のみ受信可能になった。


3mのアンテナの威力は、やはり凄い!


多少位置がズレるものの、

ようやく、JCSAT-3Aの台湾の衛星放送、TAS Comunicationの、

36チャンネルの受信が可能になった。


Viaccess 2.5方式のスクランブルの掛かったこの衛星デジタル放送を、

クローンカードでスクランブルを解除する事にも成功!


I-Sky-Netで見ていた時から、すでに10年。


再び、台湾の放送が視聴可能となった。


さっそくETTV Movieで、アン ハサウェイ主演の映画、

「プリティ・プリンセス」を観た。

実に、可愛い。

台湾語の字幕も、まあまあかな・・・(苦笑)


スカパーより断然画質がいいのは何故なのか、定かではないが、

MTV Taiwanの中国語の穏やかで、優しいメロディが、

実に心地良い。


日本人歌手には全く存在しない、ソプラノのような綺麗な声が、

台湾や香港の女性歌手の歌の特徴で、

私の耳には、とても優しい音楽なのだ。



これでテレビショッピングだらけの、

やかましいバラエティだらけの、

日本の品の低下した番組に翻弄される事もなくなる。

ノア流星群の神々-スクランブル解除


CIスロットにクローンカードを挿入すると、解除出来るスクランブルの種類が表示される。

台湾TASは、Viaccess 2.5/3.0のスクランブルなので、これを解除するキーコードが

画面に表示される。


同時に、2種類のスクランブル信号にも対応するが、スロット2は空き。


東森幼幼は、アニメなどの子供向け番組が多い。

ノア流星群の神々-YoYo

画面には、チャンネル名、ネットワーク名、スクランブル信号の種類の他、

映像パケット識別番号/音声パケット識別番号/プリセット番号(1120, 112, 1120)を表示。

更に、通常の安価なチューナーでは識別しない、NID, SID, TIDの国際登録番号を表示。

NIDの65539は、TAS全てで共通。


ちなみにスカパーは国際番号3。スカバーHDは10である。


ノア流星群の神々-ETTV


ノア流星群の神々-ETTV2

台湾のCMは、殆どが20秒から60秒。

テレビショッピングなどの長尺CMは、殆ど皆無。

ノア流星群の神々-JET TV


日本の番組を多く放送している、JET TVは、シンガポール発の衛星放送局。

日本文化の紹介やドラマは全て日本語で、台湾語の字幕が付く。

このチャンネルが一番好き。



中国語の中でも台湾語の字幕は、大陸語とは違い、とても分かり易い。

日本の「の」に相当する「的」は、台湾ではすっかりお馴染み。


音も、とても聞き易い。

韓国語は、どうも怒っているような語尾に聞こえるが、

中国語は、語尾を日本語のように延ばすので、

私には圧迫感がない。


その辺が、一番好きなところ。



2009年11月14日 (土)

動画サイトに著作権侵害差し止め命令

〔記事内容骨子〕

 インターネットの動画投稿サイト「TVブレイク」で音楽を無断配信され、著作権を侵害されたとして、日本音楽著作権協会(JASRAC)が、運営するジャストオンライン(東京)などに、配信の差し止めと約1億2800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が13日、東京地裁であった。


〔判決内容〕

 岡本岳裁判長は「積極的に動画を削除するなど著作権侵害への有効な手段を取らなかった」と述べ、同協会が管理している曲の配信差し止めと約9000万円の支払いを命じた

 同社は「著作権侵害の主体は利用者で、動画の内容は原則的に管理していない」と主張したが、判決は「利用者は匿名で会員登録することができるため、違法な投稿を誘発した」と認定した。


インターネットの普及に伴い、テレビ等から不法にコピーした動画が、

匿名で動画サイトに投稿出来るようになった。


殆どの人は、違法性の認識はあっても、みんながやっているじゃないか・・・

等々勝手な理屈を述べ、無数の無許可の動画が公開されている。


しかも、その多くは音楽や映画、アニメなど、他に著作権が存在するものばかり。


それを投稿する側と、その動画を配信する側。

どっちが悪いのかはさておき、

少なくとも、今回の判決は、公開する側が何らの手段も講じなかった事に対して下された判決である。


YouTubeなど、他の動画投稿サイトにも影響する事だろう。


これまでこの手のサイトは殆ど野放し状態だった。

しかし音楽に関しては、今後、大幅な削除と規制が加わる事だろう。


PVなどの音楽ビデオの殆どには、放送された局のロゴが入っている。

地上デジタル放送になれば、地上波にもロゴが入る。


 今回の判決は、動画サイトの管理者は、その代償が大きい事を認識させる事となった。

他の動画投稿サイトは果たして、どんな対応を取るのか?


対応の遅れが目立った動画投稿サイトが、今後どう変化するか、見守りたい。


2009年11月 6日 (金)

インドネシアPalapa-D運用開始

2009年08月31日、中国の長征3Bロケットで打ち上げられたものの、目標の軌道への投入に失敗。

搭載したロケットで辛うじてトランスファー軌道に乗り、東経150度での運用テストを行っていた、インドネシアの通信衛星PALAPA-Dは、10月30日までに予定の静止軌道である、東経113度に到達、10月31日から、これまで同一軌道で運用して来たPALAPA-Cのインドネシア国営TVなどが、順次、PALAPA-Dからの放送を開始した。

11月5日現在、TVRI、RCTIなど、14チャンネルが確認されている。

これまでインドネシアの放送は、日本では南西諸島などの一部でしか受信出来なかった。

しかしインドサット社が公開しているPALAPA-Dのフットプリントによれば、
CバンドはPALAPA-Cとは全く異なり
日本、中国全土、インド、イラン、サウジアラビア、フィリピン、マレーシア、パプアニューギニア、オーストラリア東部を37.5EIRPで大きくカバーしており、日本全土で直径130~160cmのアンテナで受信可能になった。


世界で最も親日家が多いと言われるインドネシアだが、その情報は少なく、幾度にも及ぶ地震被害もなかなか映像が入らなかったが、これからはいち早く現地の映像が見られるので、人々の暮らしも伝わるだろう。

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